サーブコープCOOマーカス・モーフォレッジが、ホスト型生産性ソフトウェア提供の計画について語りました!
IT関連のニュースをビジネス向けに発信するオーストラリアのサイト「iTnews」で、サーブコープのマーカス・モーフォレッジのインタビューが掲載されました!
近年、ビジネスマンにとって、生産性アプリやソフトが欠かせないツールとなっています。インタビューでは、そういった生産性ソフトを、サーブコープのバーチャルオフィスのお客様へご提供する計画について語られています。今回は、その全文を日本語で紹介しますので、ぜひお読みください!
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サーブコープ、ホスト型生産性ソフトウェアの提供を検討中
社員とバーチャルオフィスの顧客向けに
サーブコープは、35,000名のバーチャルオフィスの顧客向けに、ホスト型生産性ソフトウェアを提供する可能性があると発表した。
COOのマーカス・モーフォレッジはiTnewsに対し、Google Apps、Office365などの「生産性ソフト」の成熟度が高まってきていることを受け、同社の顧客に対するサービス提供をさらに魅力的なものにできるかもしれないと語った。
「こうした製品が実際に機能しており、成熟もしてきているので、私どももそういったサービスを(バーチャルオフィスの)お客様へご提供できる良い機会になるのではないかと考えています。」とモーフォレッジ氏は述べた。
モーフォレッジ氏は、サーブコープが顧客向けホスト型生産性ソフトを提供する方向へ進んだ場合は、「おそらく全社内でも展開させ」、さらなるスケール拡大と費用対効果が期待できるだろうと語った。
現在、バーチャルオフィスの顧客は、120カ国のオフィススペースや住所を利用できることに加え、契約拠点の専用電話番号や通信サービス、メール統合型ファックス、ビデオ会議などを利用することができる。
モーフォレッジ氏は、サードパーティーのホスト型ソフトウェアを同社バーチャルオフィスの顧客へ提供するまでには、最低でも1年かかると語った。
クラウドの導入
より近い将来に関して言えば、サーブコープは社内でのクラウドサービスの導入を加速していく予定だ。
同社は、バーチャルオフィスの顧客向けのヘルプデスクサポートを、ホスト型のプラットフォーム、Zendeskへ移行した。顧客は、バーチャルオフィスのパッケージに含まれるサービスとしてITサポートを受けることができる。
モーフォレッジ氏は、ホスト型ヘルプデスクシステムは、サポートサービスにアクセスする国内外のユーザーの待ち時間を減らし、さらにサーブコープのコストを削減することができたため、合理的な選択であったと語った。
「以前はオーストラリアに設置した一元管理型システムを稼動させていたため、サウジアラビアや中国などの国々では待ち時間およびシステムの稼動スピードも大きな問題になっていました。
Zendeskは、サーブコープの社内システムと統合させる計画もあるが、現在は単独で稼動している。
「今後、彼ら(Zendesk)とはAPI関連の件を進めていく予定ですが、現時点ではまだ着手していません。」とモーフォレッジ氏「は語った。
またサーブコープは、自社開発の顧客管理(CRM)システムを、ホスト型Microsoft DynamicsのCRMプラットフォームへ移行した。
そしてより多くの社内システムを、社内からクラウドへ移行させていく計画が立っている。
「次のステップは、課金システムをクラウドに移すことでしょう。」とモーフォレッジ氏は語った。
同社は、ホスト型の統合業務ソフト(ERP)*も視野に入れているが、ここでは詳細は語られなかった。
*企業内のユニットごとに個別管理されている情報を統合管理することで、会社全体として経営効率を図るための手法。またはERPを実現するためのコンピュータ・ソフトウェアのこと。
モーフォレッジ氏は、ホスト型サービスへの移行はサーブコープにとって、決して「流行に流されたり、思いつきの決断」だったわけではなく、むしろ同社のカルチャーに当てはまるものであったと語った。
「当社は、根本的な技術変化がありそうな時は、比較的早い段階で取り入れるようにしています。」と彼は語った。