ビジネスに賢いソリューションを
先日、オーストラリアのビジネス雑誌 「Business in Focus」にサーブコープが特集されました!記事では、弊社の歴史、サービスやテクノロジーについて詳しく紹介されています。
今回はその内容を日本語でご紹介したいと思います。それでは、どうぞお読みください!
英語版記事はこちら! (テキストバージョンはこちら)
ビジネスに賢いソリューションを
ワークスペースソリューション業界において第2位の規模であるサーブコープは、スマートかつ柔軟でプロフェッショナルなソリューションと最新の技術を、あらゆる規模のビジネス向けに幅広く提供している。
オーストラリア国内に26拠点、そして世界に124拠点を展開するサーブコープは、あらゆる顧客のニーズを満たすべく、サービス付きレンタルオフィスとバーチャルオフィスの両方を提供している。実際のオフィススペースを選択する企業の多くは多国籍企業の支店だ。利用しているのは、ソフトウェア、鉱業、金融業など多岐にわたる。こうした企業はプロジェクト単位かつグローバルな拠点展開を必要としているため、サーブコープのオフィススペースがニーズに合致する。一方サーブコープのバーチャルオフィスを好んで利用する顧客の多くは、投資家、会計士、法律家などのプロフェッショナルなサービスを提供する経営者たちだ。
「サービス付きレンタルオフィスとバーチャルオフィス ― これら2つのサービスは全く別の市場を持っているため、全体としての顧客層は非常に幅広いです。」とサーブコープのCOO、マーカス・モーフォレッジ氏は語る。彼の父親であるアルフ氏(現CEO)が35年前に創業したサーブコープの歴史は、同社の顧客企業の多くと同様に非常にユニークだ。1978年にサーブコープを創業する前、アルフ氏は不動産デベロッパーの事業清算業務に従事していた。その当時彼は、国内の不動産デベロッパーが景気状況に関わらず次々に融資を受けては取引を行っていることを目の当たりにしていた。当然、成功ばかりではなく失敗する取引もある。そんな中アルフ氏はキャッシュフローを確保する事業を生み出し、不況に強い不動産会社を作り上げた。
「満足できるオフィスが見つからなかったので、アルフはあるビルの1フロアーを賃貸契約し、使用していない部分をサブリースすることに決めたのだそうです。」とサーブコープのマーカス氏は語る。同社は後に成長・拡大し、レンタルオフィススペースをメルボルン、ブリスベン、パース、シンガポール、東南アジア全域、フランス、そして日本に展開するようになった。非常に起業家精神にあふれていたアルフ氏は、シェアオフィススペースのコンセプトをさらに発展させ、経費を最小限に抑えるために受付、秘書そしてコストを共有するアイディアをそこに加えた。
このコンセプトはシンプルかつ実用的だった。都心の最高品質のオフィススペースを顧客にお手頃なコストで提供し、プロフェッショナルな環境を整え、最新の技術を利用したサポートサービス、さらにしっかりとしたスタッフを提供している。顧客は通常なら多額の資本投資が必要なこれらすべてを、最低限の費用で手に入れることができるのだ。こうして、サーブコープのサービスを利用する企業は最優先事項、すなわち、本業に専念する自由を手に入れるという仕組みが出来上がった。
グローバルなビジネスニーズに応えて
1980年にサーブコープはバーチャルオフィスのコンセプトを先駆けて開発した。通常のオフィススペースの立ち上げや毎月かかるコストをかけずに施設やサポートを利用できるという画期的なサービスだ。その後サーブコープは成長を続け、次々に新しいサービスも導入していった。マーカス氏は大学卒業後に不動産開発業に携わり、1997年にサーブコープがさらに技術を必要としていた時期に入社している。2年後、同社はモーフォレッジ家を主要株主としたまま、オーストラリア証券取引所(ASX)で上場した(コード:SRV)。そして今日でもオーストラリア各地、ニュージーランド、中国、トルコ、クウェート、サウジアラビア、UAE、イギリス、ベルギー、フランスなどを拠点としたグローバルネットワークを展開している。
業種や地域に関わらず、サーブコープはあらゆるニーズに対応したツール、技術、サポートスタッフやオフィスソリューションを用意している。サーブコープのサービス付きレンタルオフィスを使えば、柔軟な仕事場を手に入れるだけでなく、タフなプロジェクトにも対応できる。しかも、家具完備かつスタイリッシュなオフィススペースだ。サーブコープのサービス付きレンタルオフィスでは、専用の受付スタッフ、秘書サービス、バイリンガルの個人秘書のほか、設備完備の役員会議室、会議室やデイ・オフィス、最先端のITや通信テクノロジー(サーブコープオンラインなど)や、飲み物をそろえた冷蔵庫やコーヒーマシンが完備されたモダンなキッチンなどを利用することができる。
拠点の立地の面では、サーブコープは都会の絶景を楽しめる最高の不動産物件を厳選している。また同社は来客に良好な第一印象を与えることを重視しており、役員会議室や会議室は設備完備、家具は最高品質のものを使用し、美術品や装飾品などの細かい部分でさえも一流の品質にこだわっている。
テクノロジーの面でも、サーブコープのサービス付きレンタルオフィスは他社よりも非常に優れている。入居する企業はさまざまなAV機器をはじめ、サーブコープ社内のIT専門スタッフにより24時間365日監視された高速インターネット接続を利用することができる。さらにシスコのIP電話は独自のグローバル通信ネットワークに支えられており、企業は最新の接続環境を利用することができる。
「弊社のグローバルネットワークは、競合他社との差を決定づける要因です。今までも膨大な投資をしてきたわけですが、その目的は幅広い地域にビジネスを展開したいと考える企業に、シームレスな国際ローミングサービスを提供するためです。また国際ローミングを必要としない段階でも、移動や出張が多い方々にとって欠かせないサービスです。さらにそのネットワークに裏打ちされたオンラインサービスもとてもユニークだと自負しています。たとえば、空港のラウンジでもオンラインでログインすれば、会議室をリアルタイムで予約することができるほか、電話対応を個別の状況に応じて変更し、これから3時間会議に入っているというメッセージや、フライト中だというメッセージに変更することも可能です。こうしたテクノロジーのプラットフォームを、お客様をサポートする目的で導入しているだけでなく、お客様自身で設定や管理がしやすいように工夫しています。これはほかに類を見ないものだと思います。」とマーカス氏は語る。
サーブコープのバーチャルオフィス
サービス付きレンタルオフィスと共に、サーブコープはバーチャルオフィスというサービスも提供している。これは文字通り、オフィス以外のすべてを提供するサービスだ。サーブコープのバーチャルオフィスはビジネスに必要なツールを完備しているので、どこにいてもビジネスを稼働させることができる。しかも物理的なオフィススペースを利用するよりも少ないコストで済ませることが可能だ。顧客はそれぞれのニーズや予算にあったパッケージを選択しながら、多国籍企業のプロフェッショナル性、インフラ、施設を利用することができるのだ。
サービスを利用する顧客にとって、サーブコープのバーチャルオフィスには数えきれないほどのメリットがある。世界中の一等地に展開するサーブコープの拠点から好きな住所を選ぶことができ、その都市での専用電話番号を入手し、専用受付秘書に電話応対してもらうことができる。また世界中の役員会議室、会議室、デイ・オフィスが最少10分単位から1日単位で利用でき、オンラインでリアルタイムに予約を確定できる。また、契約都市以外でデイ・オフィスが毎月3日間無料利用できる他、郵便物・宅配物の管理、サーブコープワンフォンおよびサーブコープワンファックスなど、たくさんのサービスがある。同社のグローバル通信ネットワークを通じて、顧客は格安料金で通話でき、安全性の高いEメールファックス技術を利用することが可能だ。長期契約に縛られず、月々の契約なので、唯一の固定経費はバーチャルオフィスのメンバーシップ料金のみだ。
クラウド技術
サーブコープはクラウド技術においてもリーダー企業になりつつあり、人気も確実に高まっている。クラウドといえば、ただ単にインターネットを使って情報やソフトウェアを共有するコンピューティング技術のことを思い浮かべる人もいるだろう。しかしサーブコープの顧客にとっては、クラウドはそれ以上のことを意味している。サーブコープは、テレコミュニケーション、音声サービスやクラウドコンピューティングを導入し、2004年にはすでにクラウドスタイルのデータベース課金集中管理システムを先駆けて開発した。「これは、弊社が社内で独自に開発したものです。他社ではこのように一元化した管理システムを構築することが難しいということを後で知り、結果として弊社の優位性につながりました。」と、マーカス氏は説明する。サーブコープのグローバルネットワークなど、同社は長年にわたり数多くのテクノロジーを自社開発してきたほか、シスコやマイクロソフトなどの業界リーダーとも提携を組んでいる。現在は40,000社の顧客へサービスを届けることができる業者を探している。
「クラウドは、データセンターのホスティングに始まり、集中管理場所からサービスを手元に届けるところまでのすべてを担っています。さらにこれからはもっと多くのことが可能になるだろうと私は思っています。クラウドはもうそれほど新しくはありませんが、あらゆる作業をこなすのに便利な技術です。これからはクラウド・サービス、クラウド・データ、クラウド・ストレージなど、どんどん登場するでしょう。決して一時的な流行などではないと思います。」とマーカス氏は語っている。彼はクラウド技術をテーマにしたカンファレンスで、講演も行っている。
柔軟性が高くプロフェッショナルなサービス付きレンタルオフィス・バーチャルオフィスを提供するサーブコープは、顧客を長期契約で縛り付けることに異を唱える。それより大切なのは高品質のオフィススペースであり、顧客の成功を助けるために必要なすべてのサービスを提供することであるという。「弊社の目標は、お客様のビジネスの成功をお手伝いすることです。つまり新市場に進出しようとする企業をサポートすること、そして小規模な企業なら、経費を抑えながら素晴らしい技術を利用可能にすることで、成功を後押しすることです。正しいツールさえ利用すれば、どんなビジネスでも成功できると私は考えています。」とサーブコープのマーカス氏は語る。サーブコープは先日、オーストラリア輸出賞で大規模サービス部門を受賞したばかりだ。
「弊社のオーストラリア企業としての最終的な目標は、世界のリーダーになることです。オーストラリアには、実力をはるかに超えるようなパワーを発揮する頼もしい企業がたくさんがあります。弊社もそのうちの一社となることを目指しています。また、自社のビジネス方針は素晴らしいものであると自負しているので、オーストラリアのサービス輸出企業として非常に誇りを持っています。モバイルワークやコンピューティングの進化につれ、将来的にもたくさんのチャンスがあります。今後1年も良い年になると思います。」とマーカス氏は語る。