知らないと損!快適にインターネットを利用するための3つのポイント③
インターネットについて解説してきた連載もいよいよ最終回です(前回の記事はこちら)!今回は、3つめにして最大のポイントである安定性について渡邉マネージャーが解説していきます。
安定性なくして仕事はできず!バックアップシステムの重要性
―――インターネットサービスの安定性とは?
いかに信頼性が高い、つまり停止時間が短いネットワークを提供できるかということです。これだけ日常的に使われているインターネットが突然使えなくなってしまったら、困りますよね。法人ユーザーだったら、確実に仕事に支障が出ます。
―――停止時間が短いというと?
再びサーブコープを例に挙げると、99.98%のシステム稼働率を誇っています。予期せぬ停止はお客様ビジネスも止めてしまうため、安定したネットワークの提供は最優先事項として認識されています。そのためにシステムの冗長化(二重化)やバックアップ体制、異常を検知する自動監視体制の整備など、様々な対策を講じています。
注:ビルの全館停電など外的要素に起因するものを除きます。
―――それはすごいですね!
障害に強いネットワークである事にも注力しています。各サーバはUPS(サーバ用のバッテリー)に接続され急な電源喪失にも備えています。ノートPCからACアダプタを抜いても電源が落ちないのと同様、サーバにもバッテリーが接続されているのです。
また、重要なデータや設定情報は毎日自動でバックアップされ、東京のデータセンターに保管されます。ある拠点が浸水・火災などでサーバを丸ごと失ってもデータ・設定情報は予備サーバを使い復元することができます。停止時間は生じてしまいますが、復旧までの時間を大幅に短縮することができます。
天災などでオフィスビルに入館できない場合でも、電話番号をサーブコープの他拠点に即日移設することができます。サーブコープ東京オフィスにも、大阪の番号を即日移設する事ができます。
―――大阪の番号を東京オフィスに即日移設?
実際にあった海外でのケースでご説明します。
2008年の四川大地震(中国)の際、サーブコープが入居する最新ビルでも立ち入りが制限されました。 しかし電話・インターネットは利用可能だったため、遠隔でサーバを操作、入電はすべて内線網を通じ香港に転送しました。
またお客様が移動した海外拠点のデスクに、四川の電話サーバと直接通信するIP電話を設置しました。これにより移転先のオフィスのデスクで、四川の電話番号で受信および発信まで行えるようになりました。
なおサーブコープの拠点間は通話が無料です。海外に電話を移設・転送しても、お客様の通話料金には影響がありません。
同様の運用は2011年のブリスベン(オーストラリア)でも行いました。洪水でビルに入館できませんでしたが、遠隔操作で電話はすべてシドニーに転送。ご希望のお客様には避難先のデスクにブリスベンの番号が付いたIP電話を用意しました。
―――災害などが起きてからITベンダーにサポート依頼しても、対応までに時間がかかると聞きます。サーブコープでは大丈夫なのでしょうか?
運用を外部に依存していたら、有事の際サーブコープだけ優先的に対応してもらうのは難しくなります。しかし運用・保守を社内ITチームで行える体制が整っていれば、有事の際でもサーブコープのシステムを最優先に対応できます。国内22拠点を管理するITプロ集団が社内におり、お客様は1部屋契約するだけでそのメリットを受ける事ができます。
―――他にはどのようなメリットがありますか?
既存顧客へのサポートはもちろん、新規の顧客にも電話・インターネットが即日開通する体制が整っています。 開通まで何日も待たされたり、設置工事に何回も立ち会ったりする必要はありません。お客様の手間を省き時間を節約するというのも、サーブコープITがお客様に提供する重要な価値の一部です。
―――まさに、サービスオフィス環境に特化したITソリューションというわけですね!万全なIT環境がどういうものなのかとてもよく分かりました。法人のお客様はサーブコープのように、IT環境が整ったサービスを利用すると安心ですね。渡邉マネージャー、この度はどうもありがとうございました!
以上、3回にわたってインターネットの「スピード」「セキュリティ」「安定性」について解説してまいりましたが、いかがでしたか?
サーブコープでは、インターネット以外にもIP電話など、数多くのITソリューションを提供しています。お客様にはぜひこれらを活用していただき、よりビジネスを発展させていくためにご支援できればと思います。