有明エリアの2020年、「オリンピック・レガシー(遺産)」に注目!
Googleマップなどで見てみると、まだ「空地が多い」という印象のある有明。とはいえ、常に人気のある銀座やお台場にも近く利便性が高いため、ビジネスエリアとしてもとても恵まれている場所です。
2020年東京五輪・パラリンピックのバレーボール会場見直しにより、さまざまな発展性を見せるこのエリアが「五輪のレガシー(遺産)となることを目指すべき」場所となることに。そもそもこれはどういった意味なのでしょうか。オリンピックと有明エリアに注目してみましょう。
オリンピック・レガシーを目指す意図とは
2016年12月16日、小池知事が会見で次のような発言をしました。
「最終的に有明アリーナとさせていただく。地域として一体開発し五輪のレガシーにする」
それほど耳慣れた言葉ではないこの「レガシー」という言葉は、「オリンピック憲章」で用いられている言葉です。
「オリンピック競技大会のよい遺産(レガシー)を、開催都市ならびに開催国に残すことを推進する。引用:第 1 章「オリンピック・ムーブメントとその活動」第 2 項「IOC の使命と役割」
つまり、オリンピックのために活用された都市とその建物や設備などがオリンピックのためだけでなく、その後も人々のためになるようなものを目指したい、ということ。世界を見渡してみれば、過去、「オリンピックが終われば意味のない建物になってしまった」ということも少なくありません。
そういったことのないよう、先を見据えた計画をしていく誓いとも言えるわけです。その地に有明が選ばれたことは、大きな意味があると言えるでしょう。
有明にある新しい都市計画
有明では現在、「臨海副都心有明北地区地区計画」(仮称)東京ベイ トリプルタワープロジェクトも進んでいます。
臨海副都心有明北地区地区計画(再開発等促進区を定める地区計画)都市計画(素案)の概要/首相官邸ホームページ
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc/tokyoken/tokyotoshisaisei/dai6/shiryou8.pdf
このエリアが目指す機能は次の3つ。
- 多様な宿泊機能:ホテルやサービスアパートメント(ホテルサービス)の充実。国内外のさまざまな人々を迎え入れ、快適に過ごせる環境。
- アフターコンベンション機能:東京ビッグサイトなどのMICE(※)拠点と連携し、多目的ホールや商業施設を充実させる。
- ビジネス支援機能:会議室などの働く人々をフォローする設備を用意。
※MICE…企業などが行う会議(Meeting)、同じく企業などが行う報奨・研修旅行(インセンティブ旅行)(Incentive Travel)、国際機関・団体、学会などによる国際会議(Convention)、展示会や見本市、イベント(Exhibition/Event)の頭文字を取ったもの。大規模な集客を見込むことのできるイベントの総称。
このエリアには住宅となる街区もあり、人が快適に暮らすことと、効率的に働くことの両立を目指しています。既にあるビックサイトなどの設備を最大限に生かす、あるいは補完する目的を含む点は計画としても無駄がなく、かつ現実的であるように思われます。
オリンピックを見据えての地域発展と「レガシー」という考え方の通り、その後の有明にも発展が期待できそうですね。この地でのビジネスは他と一味違い、おのずと「時世の流れに乗る」という意識を高く持つことができそうです。
有明エリアにも、サーブコープの拠点があります。有明の成長を日々眺めつつビジネスに取り組めるサーブコープのオフィス。ぜひご利用くださいませ。