バイリンガル秘書おすすめ! ビジネス英語のワンフレーズ 会話編 ~「連絡を取る」の表現~
みなさん、こんにちは。城山トラストタワー拠点の秘書、Anjuです。ビジネスシーンでは同僚や上司、クライアントとやりとりする場面が多いもの。会話の中で“contact”(接触する、連絡をする)を積極的に使う人が多いのではないでしょうか。今回は、同じような意味合いで使えるフレーズで日本ではあまり知られていない表現をご紹介します。
カジュアルに連絡をした時に使いたい、英語のワンフレーズ
“touch base with~.”
今回おすすめしたいのは、こちらのフレーズです。
(~と連絡を取る)
聞きなれないフレーズかもしれませんが、“touch base with”は欧米のビジネスシーンではよく使われるものです。同僚だけではなく、上司やクライアントとの間でも使用できるフレーズで、かしこまった連絡ではなく、業務の進捗を確かめる時など、「ちょっと話したい時に連絡をする」というニュアンスといっていいでしょう。
たとえば、上司との会話シーンでは以下のように使います。
A:Hi… How is the project going?
(プロジェクトの進捗状況はどうですか?)
B:I touched base with Sam regarding the presentation the other day, and it is going well!
(先日、プレゼンに関してサムに連絡をしましたが、うまくいきそうです)
I will follow him up again next week.
(来週も引き続き、彼と連絡を取ります)
第三者と連絡を取る場合は“with”をつけますが、当事者同士の会話では不要なので注意しましょう。
Let’s touch base next week!
(来週、連絡を取り合いましょう!)
“Follow up”も似たようなワンフレーズですが、既に連絡を取っている件で追って連絡をする際や、引き続き連絡を取るというニュアンスで使うことができます。
動画を見て、発音してみよう!
日本人によくある間違い “discuss about”
「ディスカッション」という単語は日常的に使われ、日本人に馴染みがあることから、“discuss”をビジネスシーンでよく使う方も多いのではないでしょうか。
「~について話す」という文脈で、「I discuss on / about ~」と言っているケースをよく耳にしますが、実はこれは大きな間違いです。ミスだと気づかないまま頻繁に使っている人がほとんどではないでしょうか。“discuss”の直後には、話す内容を指すフレーズが来ることを覚えておきましょう。
My colleague and I discussed the report.
(同僚と私はその報告書について話し合いました)
また、英語にも敬語は存在しますが、上下関係を重んじることとは異なり、対等な立場でビジネスを行います。対クライアントであっても、自身のライフワークバランスのために「できる」「できない」の区別をするのが基本です。私自身、欧米のビジネスパーソンと接する際は、ある程度、対等な立場で会話ができていると感じています。日本のビジネスシーンでも取り入れられたらいいのなと思っていることの一つです。
プロフィール
Anju秘書(サーブコープ拠点名/城山トラストタワー )
【秘書歴】
1年
【略歴】
オーストラリアの大学で経営学を勉強し、卒業後はStudyNSWでソーシャルメディア・マーケティングに従事しました。その後、サーブコープにオフィスアシスタントとして入社し、ゼロから秘書業務を学びました。
【話せる言語は?】
日本語、英語
【海外経験】
オーストラリア・シドニーの大学に3年半留学しました。
【外国語ができて良かった!と感じたエピソードは?】
コミュニケーションが取れる人の幅が何倍にも広がり、いろいろな人の意見を聞けることです。
【ビジネスで英語を使う際のコツとは?】
私は英語にも敬語はあると思うので、「挨拶」「電話」「メール」「会議」「カジュアルな日常会話」などさまざまな場面によって、表現を使い分けるように心がけています。たとえば、はじめて会う方や会議の際には、「Good morning / afternoon, Mr. Smart. It is grad to see you.」というような丁寧な対応をしますが、いつもお話をする方だと距離を感じしまうので、「Hi, Mr. Smart, how are you?」と対応を変えるよう心がけています。
【サーブコープで印象に残っている、英語を使った案件とその理由は?】
日本語があまり得意ではないオーストラリアのクライアント様に代わって、銀行口座の開設のお手伝いや郵便の管理、会議に通訳としての参加する業務を担当しています。「You made my life a lot easier and we now can do our business(あなたのおかげで、集中したい仕事に専念することができます!)」 と言っていただけてとても嬉しかったのを覚えています。
その他にも、大学文献の和訳・要約やウェブサイトの翻訳なども行っています。