バイリンガル秘書おすすめ!ビジネス英語のワンフレーズ 会話編 ~「初めから」~
みなさん、こんにちは。青山パラシオタワー拠点の秘書、Makiです。
今回ご紹介するのは、「傷」、「ひっかく」を意味する“scratch”を使った便利なフレーズ、“from scratch”。フレーズの成り立ちやビジネスシーンでの使い方をお伝えします。
「仕事をやり直す」「アイデアを練り直す」
〜そんなときに使いたいワンフレーズ
「傷」や「ひっかく」を表す単語“scratch”は、前置詞の“from”と組み合わせることで、「初めから」「一から」という意味を持つフレーズに変わります。その語源は、スポーツ競技を始めるために地面に引いた“スタートライン”に由来するという説も。ビジネスシーンではどんな使い方をしているのか、早速、見ていきましょう。
(初めから、一から)
There is a mistake, but we don’t know where it is. So let’s restart this from scratch.
(間違えがありましたが、どこでミスをしたのかわかりません。全て一からからやり直しましょう)
Let’s start over from scratch and try to be a little more creative this time.
(初めからやり直して、さらにクリエイティブに考えましょう)
仕事でミスをしたり、考えがまとまらないときなど、一度スタート地点に立ち戻って状況を整理するときに適したフレーズです。
“from scratch”と“from the beginning”の違いは?
「最初から」を意味するフレーズとして “from the beginning”もありますが、“from scratch”とは微妙な違いがあります。“from the beginning”は何かの「最初に戻る」といったニュアンスがありますが、“from scratch”は何もない状態、つまり「ゼロから始める」という意味合いが強いということを覚えておくといいでしょう。
また“from scratch”は、ゼロから作り出す「手づくり」という意味でも使われることもあり、日常英会話でよく出てくるフレーズの一つです。
I learned from my mother how to bake bread from scratch.
(私は手づくりパンの焼き方を母から習いました)
動画を見て、発音してみよう!
プロフィール
Maki秘書(サーブコープ拠点/青山パラシオタワー)
【略歴】
大学卒業後、ホノルルのウェディング会社でウェディングコーディネーターを務め、帰国後サーブコープに入社しました。
【秘書歴】
11ヶ月
【話せる言語は?】
日本語、英語、少しイタリア語(大学で1年間イタリア語を受講していました)
【海外経験】
大学3年間をアメリカ・ハワイ州、1年間をオーストラリア・クイーンズランド州で過ごし、ふたたびハワイに戻り、ウェディング会社に1年間勤務しました。
【外国語ができて良かった!と感じたエピソードは?】
国際交流の楽しみを肌で実感できたこと。さまざまな国籍・バックグラウンド・価値観を持つ人たちと意見を交換するツールとして、英語はとても役に立ちます。国境や言葉の壁を越えた友達とのつながりは一生の宝物です!
【なまりや業界特有の言い回しなど、言語にまつわるちょっとした裏話があれば教えてください】
オージー英語は、イギリス英語の影響を大きく受けていながらも、オーストラリア独特の言い回しやなまりが特徴的です。オーストラリアに住んでいた頃、友達の車の助手席で、“We have to find a petrol station” (ガソリンスタンドを見つけないと…) と言われましたが、何のことを言われているのかサッパリわかりませんでした。アメリカではガソリンスタンドを“gas station”と呼ぶので、違いを痛感した瞬間でした。
【ビジネスで英語を使う際のコツとは?】
アイコンタクトをしっかりすること。相手の目や表情をしっかり見て、気持ちやメッセージを理解するように心がけています。
【サーブコープで印象に残っている、英語を使った秘書業務とは?】
秘書業務の一環で、不動産関係のお客様の代理として、ハワイにある不動産会社に電話をかける機会がありました。契約内容の確認と交渉を行ったのですが、物件や土地の価格をドルと円で同時に考え計算する必要があり苦戦しました。
後からお客様に、「不慣れな英語で行わなければならなかった海外との電話打ち合せも、こちらの意図するところを上手く伝え、聞き取ってくれたので、その後のコミュニケーションがとてもスムーズに運びました。サーブコープにお世話になって、とても心強く感じた一コマでした」という嬉しいフィードバックをいただきました。