【起業家100人に聞いた】核心部分は譲れない!起業家がレンタルオフィスを借りるときの条件
今回は、起業家100人に聞いた「オフィス事情」についての結果をご紹介します。
賃貸オフィスを利用している個人事業主100人に賃貸オフィス事情を探るべく、【契約する前に優先していたこと】【実際に契約した時に妥協したこと】【今後、オフィスを移転するとしたら優先したいこと】について聞きました。
オフィス選びで取捨選択される項目とは?
【契約する前に優先していたこと】【実際に契約した時に妥協したこと】【今後、オフィスを移転するとしたら優先したいこと】それぞれで3割以上選ばれた項目についてみてみましょう。
【契約前に優先事項していたこと】
賃料の安さ、アクセスの良さ、賃料以外の費用の安さ(敷金・更新費など)、駐車場の有無、オフィスの広さ、オフィスのデザイン性の高さ(デザイナーズ、眺望が良いなど)、立地の良さ(都市部の一等地など)
【契約時に妥協したこと】
オフィスの広さ、賃料の安さ、賃料以外の費用の安さ(敷金・更新費など)
【今後、オフィスを移転するとしたら優先したいこと】
賃料の安さ、オフィスの広さ、アクセスの良さ
【契約する前に優先していたこと】【実際に契約した時に妥協したこと】【今後、オフィスを移転するとしたら優先したいこと】の3つの設問すべてで3割以上が回答した項目は「賃料の安さ」と「オフィスの広さ」という結果になりました。
“「賃料の安さ」と「オフィスの広さ」は、契約前から優先したい項目だったが、妥協せざるを得なかった。しかし、いざオフィスを借りてみると、やはり優先すべき条件だった(あるいは妥協したことを後悔している)”と読み取れます。
実際に、回答者はどのようなことを考えて、「賃料の安さ」と「オフィスの広さ」を回答したのでしょうか?【今後、オフィスを移転するとしたら優先したいこと】で、「賃料の安さ」と「オフィスの広さ」と回答した人の意見を見てみましょう。
- 賃料の安さ
「維持費は、できるだけ安く抑えることが重要だと感じた」(男性/50歳/サービス業[飲食、旅行、接客業など])
「固定費が経営に即影響する」(男性/56歳/サービス業[飲食、旅行、接客業など])
「ランニングコストが安いに越したことはない」(男性/33歳/建築・不動産業)
「会社の経営状況が厳しいためコストダウンしたいから」(男性/59歳/その他)
- オフィスの広さ
「人数が増えているので」(男性/31歳/IT関連業」
「打ち合わせスペースと執務スペース(社員の業務スペース)を分けたい」(男性/41歳/IT関連業)
「発展性を考慮して広めにしたい」(男性/48歳/建築・不動産業)
「広ければ、仕事に良いアイデアが浮かびそう」(男性/56歳/サービス業[飲食、旅行、接客業など])
「賃料の安さ」を今後優先させたい理由としては、経営状況悪化や経営困難などによる“経費削減”を目的とするため、「オフィスの広さ」を今後優先させたい理由としては、部署の拡大や人材採用による“事業拡大”を視野に入れたためという回答が見られました。現在の業績の明暗が表れた回答と言えます。
どのようなオフィスで働きたいか、誰でも理想像はあるでしょう。しかし、経営を念頭に置くと理想のすべてを叶えるようなオフィスを手にすることは容易ではありません。「賃料の安さ」や「オフィスの広さ」が不変的に重要度の高い項目だとすれば、建物の利便性・駐車場の有無や、オフィス外の環境的要素:近所に飲食店・コンビニがある、地域にクライアント・競合がいる、といったオフィススペースに付随する項目である副次的な条件を切り捨ててでも、核心部分に力を入れるのが、個人事業主としては賢明な選択なのかもしれません。
【調査概要】
調査タイトル:お仕事に関するアンケート
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2015年6月24日~6月25日
調査対象:全国の起業経験のある男女(Qzoo会員)100名
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