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コンビニエンス・ストアのビジネス。これからの展望は?

ホットコーヒーとにかく身近にある、いつでも買えるということで、私たちの生活に欠かせない存在になっているコンビニエンス・ストア。そのコンビニがさらなる発展を目指しつつあるのは、皆さんも生活の中で感じているのでは……。単純な「便利屋」を越えた、クオリティ重視のコンビニ戦線に触れてみましょう。

コンビニのコーヒーがウケた理由

コンビニで淹れたてのコーヒーが飲める!?そんな驚きの話題がのぼった日のこともまだ記憶に新しいと思います。淹れたてのコーヒーといえば、やはりスターバックスコーヒーやドトール、タリーズ、ベローチェなどのカフェ業界の店舗。しかしコンビニが、非常にお手頃な価格で淹れたてコーヒーの提供を図ったことで、「そもそも業態として可能なのか」「味はいまいちなのでは」といった議論を巻き起こしました。

結果、コンビニカフェは、従来のカフェ業界・缶コーヒー業界に劣らず大成功。特に成功を収めたといわれているのが、株式会社セブン-イレブン・ジャパンの「セブンカフェ」ですね。各店舗に本格的な味わいのコーヒーを淹れられるマシンを備え、レギュラーサイズのコーヒーを1杯100円で販売したのです。カフェに行くよりも手軽に安く、そして缶コーヒーより香りも味わいも豊かなコーヒーが、多くの人々のニーズに合致したことがわかりました。

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セブンカフェの次の手、ドーナツ販売はどうなった?

その後、セブン-イレブンはコーヒーにも合うドーナツを販売。ただし、ドーナツについてはコーヒーほどの成功は見られなかったようです。ドーナツ市場最大手、シェアの90%を占めるミスタードーナツ(株式会社ダスキン)の「各店舗でドーナツを揚げる」というこだわりや、価格に大きな差をつけることができなかったのが原因であると考えられています。

コンビニの変革は続く

コーヒーとドーナツ。次はどのような一手でしょうか。

商品としてのインパクトだけでなく、コンビニで売ることの価格的なメリットや、設備を整えて挑む必要があり、「次の一手」は簡単に出るものではないでしょう。

私たちの生活のすぐそばに、そしていたるところに存在するコンビニ。人々の足を止め、コンビニに立ち寄らせ、1品でも多く購入を促すための戦略は細緻を極めるでしょう。コンビニの変化を見逃さない、鋭い視点を持ちたいものです。

 

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