コワーキングスペースのドロップインとは?意味や利用方法を解説
「コワーキングスペースに興味があるけれど、利用方法がいまいちわからない」と不安に思っている人も多いのではないでしょうか。
コワーキングスペースの利用形態は、基本的に「ドロップイン」と「月額契約」の2つに分かれます。それぞれ特徴が異なるため、自分のニーズに見合うプランを検討することが大切です。
今回は、コワーキングスペースの利用形態である「ドロップイン」の概要をはじめ、メリットやデメリット、どんな場合に利用がおすすめなのかについて解説します。これからコワーキングスペースを利用したいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
ドロップインとは
ドロップイン(drop in)は「一時利用」という意味を表し、時間単位で利用できる利用形態のことです。先にも述べたように、コワーキングスペースには「ドロップイン」と「月額契約」といった2つの利用形態があります。
また、大半のコワーキングスペースは予約不要でドロップインが利用できますが、施設によっては事前に予約が必要なケースがあります。そのため、利用したいコワーキングスペースの情報をあらかじめホームページ等で確認することが大切。
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コワーキングスペースの利用方法
ここでは、コワーキングスペースの利用形態である、「ドロップイン」と「月額契約」についてご紹介します。それぞれの特徴を理解したうえで、自分のニーズに見合った料金形態を見極めることが大切です。
ドロップイン
ドロップインは時間単位で料金を支払い、コワーキングスペースを利用できるプランです。利用頻度が少ない人や初めてコワーキングスペースを利用する場合におすすめです。多くの施設にはフリードリンクが設置されているため、カフェなどで作業するよりも費用を低コストで作業ができることもあるでしょう。
月額契約
月額契約は、月に、ある一定の金額を支払うことで好きな時間に何度でも利用できるプランです。コワーキングスペースを高頻度で利用したい人におすすめです。施設によっては、固定のワークスペースが提供されるほか、駐車場の割引サービスがあるなどのサービスが受けられます。とはいえ、各社が提供するコワーキングスペースによって料金設定やサービス内容が異なるため事前に確認するようにしましょう。
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ドロップインを利用するメリット
コワーキングスペースをドロップインで利用するメリットは、以下の3つがあげられます。
①すぐに利用できる
ドロップインの場合、事前の登録や予約がいらないため、デスクがあいていれば気軽に利用できるのが利点です。しかし、施設によっては事前に予約が必要なケースもあるため、事前に利用方法について確認しておきましょう。
②必要な時間だけ利用できる
出張先で数時間作業をしたい場合など、必要な時間だけ利用できるのが魅力のひとつです。とはいえ、仕事終わりや週末にコワーキングスペースでの作業を考えているのであれば、事前に営業時間をチェックしておくことが必要です。
③初めて利用するコワーキングスペースを試せる
利用したことのないコワーキングスペースにいきなり月額契約するのは少し不安と感じる人も多いかもしれません。その場合、ドロップインでまず試してみるのもひとつの手です。実際に利用して作業環境が知っておくことで、あとから「思ったのと違った」などといった失敗を防げるでしょう。
ドロップインを利用するデメリット
ドロップインでコワーキングスペースを利用する際、以下のデメリットもあるため注意が必要です。
①席が埋まっている場合は利用できない
予約が不要なコワーキングスペースは便利な一方で、デスクが埋まっていると利用できません。せっかく出向いたにも関わらず無駄足になってしまうケースも出てくるでしょう。そのため、ドロップインで利用する場合は、デスクの確保がされていない点を理解しておく必要があります。
②月額契約に比べると時間単価が高くなる
ドロップインで使用する場合、月額契約に比べて時間単価が高くなるのも懸念点です。そのため、コワーキングスペースを仕事の拠点として考えるのであれば月額契約にしたほうが、コストが抑えられます。
③一部のサービスを利用できない場合がある
施設によって一部のサービスが月額会員しか利用できないケースがあるほか、受けられるサービスが限定されている恐れがある点に注意が必要です。自分が利用したいと思っているサービスがドロップインでも使えるのか、前もって確認しておきましょう。
ドロップイン利用が向いている場合と向いていない場合
ドロップインで利用するのが向いている・向いていないケースを、それぞれまとめてみました。自身の作業スタイルと見比べてみましょう。
向いている場合
まず、ドロップイン利用が向いているケースは、主に以下の通りです。
- 外出/出張など出先で仕事をする機会が多い方
- 静かな場所で集中して仕事をしたい方(カフェでも仕事はできるが、雑音がある)
- 気分転換に、普段とは違った場所で仕事をしたい方
コワーキングスペースとは別に作業スペースがあり、利用頻度が多くない場合はドロップインの利用が向いています。好きなタイミング・時間で利用できるので自由度が高いほか、不必要になった際も解約など手続きの手間がかかりません。コワーキングスペースを気軽に利用したいと考えている場合、ドロップインで利用するのがおすすめです。
向いていない場合
一方で、ドロップイン利用が向いていないケースは、主に以下の通りです。
- コワーキングスペースで長時間にわたって仕事をする場合
- 同じ場所で仕事をしないと落ち着かない場合
ドロップインでは月額契約よりも時間単価が高めに設定されているため、長時間利用すると割高になってしまうでしょう。そのため、長時間仕事をする人や同じ場所で落ち着いて仕事をしたいと考えている人は、月額契約がおすすめです。
ドロップインを利用する前に確認すべきポイント
ドロップインを利用する前に確認すべき点として、以下の6つがあげられます。ひとつひとつ見ていきましょう。
①情報セキュリティ対策
情報セキュリティ対策がされているかどうかも、ドロップインを利用する前に確認しておくべきポイントです。不特定多数の人がフリーWi-Fiを利用する状況となるため、セキュリティが脆弱だと情報漏えいのリスクがあることはもちろん、ウィルスに感染する危険性も高まります。よって、セキュリティ面で不安を感じる施設は利用を避け、強力で安全なWi-Fi、LAN設備が整っているところを利用するようにしましょう。
②雰囲気
初めて利用するコワーキングスペースの場合、あらかじめホームページなどで雰囲気をチェックしておくことをおすすめします。その理由として、「意外と暗かった」「隣との間隔が近かった」など、想像していたものと違う可能性があるからです。施設によって作業環境は異なることから、事前にどのような作業スペースになのかを確認しておくと安心でしょう。
③作業スペース
昨今では個人専用のスペースが設置されている施設が増えている一方、基本的に作業スペースはオープンになっていることがほとんどです。オープンスペースに抵抗がある場合は、ドロップインでも個室が利用できる施設を選ぶことをおすすめします。また、万が一作業用の個室が利用できなかったとしても、打ち合わせやweb会議用のブースがあると利用勝手がよく、便利でしょう。
④設備環境
仕事をするうえで必要な設備が揃っているかどうかも事前に確認すべきポイントです。そのため、モニターやスキャナー、プリンターなど、自分にとって必要となり得る設備をあらかじめリストアップしておきましょう。また、場合によっては貸し出しに追加料金が必要となるケースもあるため、事前に把握しておくことが大切です。
⑤利用可能時間
施設によっては、月額会員とドロップインユーザーで利用時間が異なる場合があります。これは主に、スタッフの勤務時間や建物のセキュリティ管理の都合によるものです。たとえば、月額プランの契約者は24時間利用できる一方で、ドロップインユーザーは平日の9時から18時までしか利用できない、といったケースも少なくありません。ドロップインの利用を検討している場合は、施設のWEBサイト等で確認しましょう。
⑥支払方法
支払い方法は施設によって大きく異なります。昨今ではキャッシュレス化の流れを受け、クレジットカードや電子マネーのみ対応する施設が増加しています。そのため、現金払いができない恐れがある点に注意が必要です。また、決済のタイミングや領収書、明細書の発行が可能であるかどうかも確認しておくと、スムーズに決済が進められます。
まとめ
コワーキングスペースのドロップインは、必要な時に必要な分だけ柔軟に作業場所を確保できる便利な利用形態です。特に外出先での作業や、新しい環境を試したい場合に適しています。
ただし、利用前には施設のセキュリティ、雰囲気、設備、利用可能時間、支払い方法などを事前に確認することが重要です。自身の作業スタイルとニーズに合わせて選択することで、快適な作業環境を得られるでしょう。
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