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ノマドワーカーとは?最適な職種や始め方、メリット・デメリットを解説

ノマドワーカー

時間や場所にとらわれない働き方として注目されているのが「ノマドワーカー」です。ワークライフバランスを図りやすく自由度の高い、魅力的な働き方と言えます。しかし、ノマドワーカーはメリットばかりではなく、誰にでも向いているわけではありません。

そこで本記事では、ノマドワーカーとは具体的にどのような働き方なのか、テレワークとの違いは何か、ノマドワーカーに向いている人物像や職種などについて解説します。

ノマドワーカーとは?

ノマドワーカー

ノマドワーカーとは「遊牧民」を意味する「ノマド(nomad)」と「働く人」を意味する「ワーカー(worker)」を組み合わせた造語です。特定の居住地を持たない遊牧民のように、自宅やカフェ、コワーキングスペースなどで仕事をします。働く時間も自由で、昼夜問わず仕事ができるほか、企業に属しているかどうかも問いません。

ノマドワーカーとフリーランスの違いは?

「ノマドワーカー」と「フリーランス」はよく混同されますが、その意味に違いはあるのでしょうか。

ノマドワーカーは、時間や場所、組織に属しているかどうかを問わないワークスタイル・働き方です。一方、フリーランスは個人事業主のことで、雇用形態や契約形態のことを指します。ノマドワーカーは個人事業主として働く人もいますが、就業時間や場所の指定がない会社であれば、会社員として働く人も少なくありません。フリーランスは完全に個人で仕事をしており、ここが大きな違いと言えるでしょう。

ノマドワーカーとテレワーク(リモートワーク)の違いは?

「ノマドワーカー」と「テレワーク(リモートワーク)」は、働く時間帯や場所、雇用形態が違います。

テレワーク(リモートワーク)とは 「離れた所」を意味する「Tele」と「働く」を意味する「work」を組み合わせた言葉で、会社から離れた場所で仕事をすることを指します。ノマドワーカーは個人事業主が多い一方、テレワークは会社員として働く人がほとんどです。オフィスへの出社は不要でも、就業時間が定められているケースが多く、ノマドワーカーのほうが自由度は高いと言えるでしょう。

ノマドワーカーのメリット

ノマドワーカー

新しい働き方として注目されるノマドワーカーにはさまざまなメリットがあります。ここでは、ノマドワーカーとして働く三つのメリットを解説しましょう。

時間や場所に縛られない自由な働き方

ノマドワーカーは時間も場所も制限がありません。オフィスに出社する必要はなく、自由な働き方が実現できます。カフェでコーヒーを飲みながら仕事をしたり、自宅で普段着のまま仕事をしたりできるのが大きな魅力です。

また、ワークライフバランスが取りやすくなるため、仕事のために私生活を犠牲にする機会が減ります。プライベートを充実させて仕事への活力を養いやすい点もメリットの一つです。

業務効率が向上しやすくなる

ノマドワーカーは働く場所を制限されないため、不必要な出社や出張を避けられます。さまざまなデジタルツールを活用する機会も増えるため、ITを駆使した業務効率化を実現しやすいでしょう。よって、ノマドワーカーになることで仕事の効率が上がり、限られた時間でも一定の成果を生み出しやすくなります。

人間関係のストレスが少ない

人と会うことなく仕事ができるノマドワーカーは、人間関係のストレスが少ないと言えます。打ち合わせをする際にWEB会議システムを利用すれば、人に直接会う必要もありません。普段の連絡はメールやビジネスチャットツールで事足りるため、人間関係で悩みたくない人向きの働き方と言えるでしょう。

ノマドワーカーの雇用は企業にもメリットあり

ノマドワーカーは、働き手だけでなく雇用する企業側にもさまざまなメリットがあります。

· 人材流出の防止
· オフィスのスペース削減
· 通勤交通費の削減

日本では人口減少が始まり、働き手が少なくなっていくと予想されています。そんな状況のなかで有力な人材の流出を防ぎやすいのが企業側の大きなメリットです。優秀なノマドワーカーを発掘できれば、一から教育することなく仕事を依頼できます。

ノマドワーカーは自宅やコワーキングスペースなどで仕事ができるため、オフィススペースや通勤のための交通費などの経費削減が見込めるのも、メリットと言えるでしょう。

ノマドワーカーのデメリット

ノマドワーカーにはデメリットもあります。自由な働き方ができる一方、自分でやらなければならないことも多いからです。ここでは、ノマドワーカーになる前に知っておきたい五つのデメリットを解説します。

収入が不安定

自分で仕事の受注先を探す必要があるノマドワーカーは、決まった収入を得やすい会社員に比べ、収入が不安定になりやすいというデメリットがあります。多くの仕事が受注できれば収入は青天井ですが、時には収入の見通しが立たないこともあるでしょう。

コミュニケーションが取りにくい、孤独を感じやすい

オフィスに出社する必要がないということは、他の人とのやり取りが少ないと言えます。コミュニケーション不足になって孤独を感じ、モチベーションが下がる人もいるでしょう。文章のみのやり取りになることも多く、相手の意向をくみ取りにくいのもデメリットの一つです。

仕事と生活のメリハリがつけにくい

自宅やコワーキングスペースなどで仕事ができるノマドワーカーは、オンオフの切り替えが難しく、仕事と生活のメリハリがつけにくいというデメリットもあります。会社のように就業時間や休憩時間がきっちり決められていないため「仕事中についスマートフォンを見ていたら、想像以上に時間が経っていた」ということもあるでしょう。

タスクやスケジュール管理など自己管理能力が必要

基本的に一人で仕事をするノマドワーカーは、仕事を得るための営業から進捗管理などすべて自分で行う必要があります。そのため、タスクやスケジュールを正確に把握するなど、高い自己管理能力が必要です。適切に管理できていないと、仕事の納期に間に合わなかったり、プライベートの時間が減ったりする可能性があります。

確定申告や社会保険手続きは自分で行う

ノマドワーカーは保険や年金、住民税などの手続きを自身で行う必要があります。会社勤めなら源泉徴収や年末調整などの手続きを会社が行ってくれますが、ノマドワーカーは誰にも手続きしてもらえません。多くの収入が得られるようになると確定申告も必要になるため、各種書類の用意や手続きをする必要が出てきます。

ノマドワーカーに向いている人

ノマドワーカー

どのような仕事でも向き・不向きはありますが、ノマドワーカーに向いている人の特徴は次のとおりです。

· 自己マネジメントができる
· タスクやスケジュール管理ができる
· 積極的にコミュニケーションが取れる
· やる気がある、自発的に行動できる
· 物事をコツコツ続けられる
· 新しい環境や変化に柔軟

ノマドワーカーは働く時間・場所が自由な一方、仕事とプライベートのメリハリがつけにくい働き方です。納期を逆算してスケジュール管理ができ、自発的に行動できる人に向いています。

また、自分から営業をして仕事を受注する必要もあるため、自分の強みやスキルを理解して売り込んでいく「自己マネジメント能力」が備わっている人にもおすすめです。

ノマドワーカーに向いている職種15選

一口にノマドワーカーと言っても、さまざまな職種があります。ここでは、ノマドワーカーに向いている15の職種を解説します。

WEBライター、SEOライター、コピーライター

文章を書く「ライター」は、ノマドワーカーに向いています。インターネットサイトに載せる記事を書くWEBライター、検索エンジンの上位に表示される記事を書くSEOライター、キャッチコピーや広告に使われる文章を書くコピーライターなどがあります。

ブロガー、アフィリエイター

ブログの広告収入やアクセス収入で収入が得られる「ブロガー」や、ブログ・SNSなどに広告を設置して商品購入・サービス利用をしてもらう「アフィリエイター」も、場所を問わず働ける職種です。

SEOマーケター

検索エンジンでサイトの表示順位を上げ、アクセス数を増やすための対策を取る「SEOマーケター」という仕事もノマドワーカーに向いている仕事の一つです。

SNS運用

各種SNSを運用し、PR案件の報酬や広告収入などを得る「SNS運用」はノマドワーカー向きです。また、企業のSNSを代理運用して認知度向上や購買に向けた企画を行う、「SNS運用代行」もあります。

WEB広告運用

スマートフォンアプリ、SNS、WEBサイトなどに広告を掲載・運用する「WEB広告運用」もノマドワーカーに向いている仕事です。

WEB制作

WEBサイト制作やリニューアル、改修などを行う「WEB制作」もノマドワーカー向きです。

グラフィックデザイナー、イラストレーター

デザイン系の仕事もノマドワーカー向きです。ポスターや商品パッケージなどをデザインする「グラフィックデザイナー」、書籍やWEBサイトの挿絵を描く「イラストレーター」などがあります。

WEBデベロッパー、エンジニア

WEBサイトやアプリケーションを作る技術を持つ「WEBデベロッパー」や「エンジニア」も、ノマドワーカーに向く職種です。

プログラマー

コンピューター言語を用いて、さまざまなソフトウエアやシステム開発を行う「プログラマー」もノマドワーカーの多い職種です。

翻訳者

英語、中国語、フランス語など、さまざまな言語の翻訳を行う「翻訳者」もノマドワーカーに向いています。

コンサルタント

個人・企業の課題解決を行うための相談役である「コンサルタント」もノマドワーカー向きの職種です。

オンライン講師

直接生徒と会わずに授業ができる「オンライン講師」も、ノマドワーカーに向いています。

バーチャルアシスタント

オンラインでさまざまな業務を代行する「バーチャルアシスタント」もノマドワーカーにおすすめの職種です。経理・人事などの業務をはじめ、バックオフィス業務を行います。

カスタマーサポート

従来コールセンターなどで行っていた「カスタマーサポート」は、テクノロジーの進化によりノマドワーカーでも取り組めるようになりました。顧客からの問い合わせに電話やメールで対応します。

ノマドワーカーの年収はどれくらい?

ノマドワーカー

ノマドワーカーの平均年収についてはデータがないものの、ノマドワーカーと近い「フリーランス」の年収はさまざまなデータが出ています。

職種にもよりますが、フリーランスの年収のボリュームゾーンは200~400万円です。

参考:フリーランス協会「フリーランス白書2024」

また、ソフトウエア・インターネット関連技術者の場合は500~700万円未満、その他の専門的・技術的職業は100~300万円未満が多いという調査結果もあります。

参考:リクルートワークス研究所「データで見る日本のフリーランス」

未経験・スキルなしでノマドワーカーになるには?

まだノマドワーカーとして働いたことがない人でも、すぐにノマドワーカーとして働けるのでしょうか。ここでは、ノマドワーカーになりたい人に向けて、どのように仕事を始めればいいのかを四つのステップにわけて解説します。

ステップ1.自分に合った仕事やスキルを見つける

まず、自分に合った仕事やスキルを見つけることから始めましょう。漠然とノマドワーカーになりたいと思っても、できる仕事がなければ始まりません。

自分は何ができるのか、どのような仕事がしたいのかを突き詰めて職種を絞りましょう。

ステップ2.必要な知識やスキルの勉強

ノマドワーカーとしてどのような仕事がしたいのかが決まったら、仕事をするために必要な知識やスキルを身につけましょう。例えば下記のような方法があります。

· 動画で学ぶ
· スクールに通う
· 資格を取る
· 勉強会、セミナーに参加する

現在はオンラインで学べるスクールや資格講座などもあり、さまざまな方法で知識や技術を身につけられます。必要に応じてスキルアップを目指しましょう。

ステップ3.まずは副業から始める、クライアントや案件を探す

いきなりノマドワーカーとして独立するのはリスクが大きいため、まずは副業から始めるのがおすすめです。クラウドソーシングサービスや求人サイトなどでクライアントや案件を探して応募しましょう。

ステップ4.経験を積んでからフリーランス、フルリモートの仕事に転職

少しずつ実績ができたら、いよいよノマドワーカーとして働く段階に移行しましょう。フリーランスや個人事業主として独立したり、フルリモートで仕事ができる会社に転職したりすることで、ノマドワーカーとして働けるようになります。

ノマドワーカーに必要なもの、ツールや環境

ノマドワーカーとして仕事をする上で必要なものやツールは、次のとおりです。

· PC、ネットワーク環境
· プロジェクト管理ツール
· オンライン会議ツール
· セキュリティ対策
· カフェやコワーキングスペースなどのワークスペース

職種によって必要なものや作業環境は異なります。イラストレーターであればイラストを描くツールやペンタブレット、ライターなら取材時に使うボイスレコーダーを準備するなど、必要に応じてツールや環境を整えましょう。
移動することが多い場合は外出先で仕事ができるコワーキングスペースやカフェをあらかじめ見つけておくとよいでしょう。

■関連記事
テレワークの安全性を高めるセキュリティ対策・ガイドラインとは?

ノマドワーカーに最適なサーブコープのコワーキングスペース

ノマドワーカーは自宅やカフェなどさまざまな場所で仕事ができますが、プライベートとの切り替えが難しいという人は少なくありません。

そこでおすすめなのが、サーブコープの「コワーキングスペース」です。高速インターネットや会議室などの環境に加え、プリンタやスキャナなどの設備が整っています。自宅でノマドワーカーとして働くのが難しい場合や、近場にカフェがない場合でも、全国5都市30拠点を構えているのでおすすめです。

コワーキングスペース利用を検討中の方、これからノマドワーカーとして働きたい方は、ぜひご利用ください。

\ノマドワーカーに適したサーブコープのコワーキングスペース/

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