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ダイバーシティ経営企業必見!信頼関係を築くノンバーバル(非言語)コミュニケーションの重要性

    労働人口の減少により、企業は性別や年齢、学歴などにこだわらない、多様な人材の採用ニーズが高まっています。それに伴い、性別や性差(ジェンダー)、年齢、国籍、障がいの有無を問わずに、さまざまな人たちが集まったときに、より円滑にコミュニケーションを取れるようにしたい、と考えるダイバーシティ経営企業も増えています。とくに外国人や障がいを持つ人たちとのコミュニケーションには、日本語や言葉だけに頼らない、柔軟なコミュニケーションが必要となります。

    今回は、ダイバーシティ推進企業が知っておきたい、ノンバーバル(非言語)コミュニケーションについて解説します。

    ノンバーバル(非言語)コミュニケーションとは

    ノンバーバル(非言語)コミュニケーションとは、言葉以外の表情やジェスチャーなどの情報をもとに、相手と意思疎通を図るというもの。ノンバーバルコミュニケーションを繰り返すことで、相手の気持ちや状況を察する力はもちろん、自分の気持ちを言葉以外で表現する力、諦めずに伝えきる力などを養うことができます。

    ノンバーバル(非言語)コミュニケーションは、外国人や障がいを持つ人だけでなく、第一印象や営業力の向上、世代間のコミュニケーション不足解消にも役立つと言われ、入社前研修などで積極的に採用する企業も増加。多様化する社会で活躍する人材の育成方法として取り入れられています。

    企業向けのノンバーバル(非言語)コミュニケーション研修も

    ノンバーバル(非言語)コミュニケーションの研修を行う会社もあります。例えば、株式会社サイレントボイスは、聴覚障がい者(DEAF)を多く採用しています。日ごろ、声が聞こえないために非言語的なコミュニケーションが多くなるDEAFの持つコミュニケーションのノウハウを企業に提供することで、コミュニケーションにおける課題解決を目的とした研修を行っています。興味を持った一般ユーザーに対してもノンバーバル(非言語)コミュニケーションを身近に感じるイベントを開催しています。

    出典:https://silentvoice.co.jp/

    出典:https://silentvoice.co.jp/

    「DENSHIN(デンシン)」という言葉や音声を用いない「無言語空間」で行う研修プログラムでは、ノンバーバルコミュニケーションを集中的にトレーニングすることができます。研修の中では、「無言語」のエキスパートであるDEAF(聴覚障がい者)の方々が講師を務め、コミュニケーションの本質である、気持ちを伝えるスキルを変革・向上させる取り組みを行っています。コミュニケーションにおいて試行錯誤してきたからこそ獲得した能力や視点の違いを、講師陣から直に学ぶことができます。

    体験イベント「話さない×クリスマス サイレントナイト」

    株式会社サイレントボイスでは、企業向けだけでなく個人向けのイベントも開催しています。2017年12月22日には、カップル・夫婦向けの体験イベント「話さない×クリスマス サイレントナイト」が開催されました。

    イベントでは、5人のDEAFのスタッフがナビゲーターを務めます。体験者は耳栓をして、無音空間でゲームに挑みます。

    今回のゲームの内容は参加者全員が耳栓をつけ、音と言葉のない空間で意思疎通を図るというもの。カップルや夫婦で「10年後の理想の自分」や「自分のプロフィール」などの課題に取り組み、話さないクリスマスデートを楽しみました。同じ課題に取り組んでいても、ひとつの動作を丁寧に繰り返すことで伝えようとする人もいれば、連想ゲームのように色々な情報を表現することで共有しようとする人もいます。体験者たちは言葉がない「いつもと違う空間」でお互いの知らない一面を見つけることができます。

    イベント参加者からは「お互いをわかりあっていることが確信できて嬉しかった」「言葉が使えない状況を体験したからこそ、普段から会話をすることが大切だと感じた」などの声も。ゲーム感覚で楽しみながら、ノンバーバル(非言語)コミュニケーションを体験できます。

    ノンバーバルコミュニケーションはなぜ重要?

    株式会社サイレントボイスの代表・尾中 友哉氏が登壇したTEDxKobeの動画はこちら

    「言葉」と「言葉」だけでなく「心」と「心」で対話するコミュニケーションを

    いかがでしたか? ダイバーシティが推進される今、企業としても、社員の多様化によって生じるコミュニケーションサポートは強化していきたいところです。「言葉」と「言葉」に頼らないノンバーバルコミュニケーションの重要性も学ぶことで、より理想的なダイバーシティマネジメントにつながることでしょう。

     

     

     

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