数あるシェアオフィスの中からサーブコープを選んだ理由。歯科医療文化の変革を目指す起業家の挑戦
HATHOR JAPAN
テレワークの拡大を背景に需要が増え続けているシェアオフィス。HATHOR JAPAN株式会社の村上彩子代表も、都内のシェアオフィスをくまなく内見したといいます。数多くある中からなぜサーブコープを選んだのか、日本の歯科医療文化の変革に挑戦する想いとともに、詳しくお聞きしました。
口が健康でなければ、本当の美と健康は得られない
HATHOR JAPANの事業内容を教えてください。
企業コンセプトは「ヘルス&ビューティ」で、口の美容と健康に関する事業を展開しています。私は歯科業界に20年くらいますが、歯科に関する健康と美容の情報が日本では正しく扱われていないという思いがずっとありました。
そうした状況を変えたいと2019年4月に歯科事業を始動。「歯のクリーニング」を日本の文化にすべく、マウスピース矯正「オリエンタルライン」事業や歯科事業の新規開発などを展開しています。
口と美容、健康には関連性があるのですか?
はい。口の健康をおろそかにしていては、本当の美と健康は得られません。日本は医療先進国の中でも虫歯や歯周病の予防が遅れていて、治療がメインの文化になっています。国民皆保険という日本独特の制度があるので、病気になってから治療した方が一見、安く感じてしまうことも、予防歯科が普及しない一因かもしれません。
虫歯になってから治すのでは遅いのでしょうか?
虫歯になれば歯を削りますし、一度削った歯は再生しません。保険適用の詰め物は約3年しか持たないと言われていて、詰め直すたびに、虫歯ではない部分の歯も削ることになります。それを繰り返していると、最終的に自分の歯を失いかねません。
「なぜ虫歯になったのか」という根本的な問題に着目しないまま、対症療法を繰り返すため、再発するのも当然なんです。自分の歯は自分自身で守る、患者さんの側にもこうした意識が必要ですね。
日本は虫歯や歯周病の予防が医療先進国の中では遅れている
諸外国は日本と違うのですか?
例えば、アメリカでは治療費が保険適用外だったりするので、虫歯一本を治療するのに何万円もかかってしまいます。おのずと、虫歯にならないように意識しますよね。それに、歯科衛生士は海外ではもっとメジャーな仕事で、病気を予防してくれる存在としてありがたがられています。
一方、日本の歯科衛生士は歯科医師の助手や歯のお掃除屋さんになっていて、予防の知識なども活かせず、低いモチベーションで働いている方も多いのではないでしょうか。
HATHOR JAPANは日本と海外との差を埋めたい、と。
そうです。日本における予防歯科の意識を広めたいのが一つ。あとは、歯科衛生士のほとんどが、歯科医師をサポートするような働き方をしていると言われる中、本来やるべき仕事をもっとしようよ、という思いを込めてこの会社を立ち上げました。
「フルオーダーメイド+人工知能」のマウスピース矯正とは?
矯正をすることが、歯の健康とどう関係しているのか、教えてください。
高血圧や心疾患、糖尿病など、血液に関する病気に、口内の菌が影響していると言われています。歯並びが悪いとうまく磨けないため、虫歯や歯周病を引き起こしやすくなります。また、歯と歯の嚙み合わせが悪いと、頭痛や肩こりといった症状を深刻化させる場合も。つまり、歯の健康と体の健康は密接につながっているんです。
マウスピース矯正「オリエンタルライン」は、嚙み合わせや歯並びを矯正する技術ですか?
そうです。「オリエンタルライン」は人工知能を使って歯を矯正する「デジタル矯正」で、使用するのは透明なマウスピースです。これまで主流だった「ワイヤー矯正」と違い、口腔内を傷つけず、またワイヤーのように目立つこともないので、人気が高まっています。
人工知能を使った矯正とは何ですか?
10代でワイヤー矯正をした患者さんが、数年後に治療をやり直すケースがありますが、一つの要因として設計に問題があります。オリエンタルラインはAIが歯の適切な移動距離を計測し、その距離を移動させるために何枚のマウスピースを使えばいいのかを緻密に計算します。
その計算を元に、今度は数千人の歯並びを治してきた歯科医師が治療計画を立てますが、一般的なマウスピース矯正が「カスタムメイド」である一方、オリエンタルラインは「フルオーダーメイド」。つまり、類似した誰かの歯並びと比較して立てる治療計画ではなく、熟練した専門歯科医師の目で、その人の歯並びにあった独自の治療計画を立てる“完全オーダーメイド”のため、精密性が高いんです。
マウスピース矯正を提供している企業は何社とありますが、計画にほぼエラーが出ず、治療期間がほぼ予定通りに進む私たちのシステムは、最も安全な技術を採用していると自負しています。
サーブコープを選んだ理由「社員のモチベーションを高めるため」
もともとはバーチャルオフィスの利用から始めて、レンタルオフィスに切り替えた理由は?
2019年4月から事業を本格始動させるため、まずはバーチャルオフィスの利用から始めました。事業が軌道に乗って社員が増えたこともあり、2021年3月にレンタルオフィスのサービスに切り替えました。
正直、予算オーバーだったんですが、たまたま素敵な部屋の空きが出ていたので思い切って契約を決意。オフィスや固定席ができて、スタッフも集中して仕事ができているようです。
数あるシェアオフィスの中から、サーブコープを選んだ理由を教えてください。
都内にあるシェアオフィスの多くに足を運び、内見しました。カジュアルに談笑する人が多いカフェのようなオフィスもあれば、高層ビルの最上階にある会員制の施設もありました。そんな中、私にはサーブコープの雰囲気が一番合いましたね。オフィスの内装やセキュリティなどはもちろん、対応してくれたスタッフの違いが歴然でした。
具体的にどんな違いがありましたか。
言葉づかいはもちろん、姿勢や所作が根本的に違いました。来客がある場合、弊社のお客様を最初に接客するのはサーブコープの皆さんです。第一印象が悪ければ、私たちのイメージにも影響します。「ちゃんと対応してくれているかな」「大丈夫かな」と心配する必要が全くないのはとっても助かっています。今のところ、来客された方全員がサーブコープを高く評価してくれていますね。
金額的にはお手頃とは言えないと思いますが、その点はどうですか。
もちろん、サーブコープの使用料は安いとは言えません。ですが、私は社員の働く環境に投資しています。ワンランク上の環境で働けば、モチベーションも上がりますし、もっと高い目標を目指そうと思えます。職種柄、弊社には女性スタッフが多いのですが、サーブコープ秘書の皆さんから良い影響を受け、服装まで洗練されたスタッフもいますよ。
秘書が全員バイリンガルという点も決め手になりましたか?
そうですね。今はまだ外国の企業と仕事はしていませんが、視野には入っています。その時が来たら、資料の翻訳や通訳業務でご協力いただけたらと思っています。
また、サーブコープに入居されているお客様には外資系企業の方や、落ち着いた雰囲気の方が多いので、その点も私にはプラスです。集中して働くことができるのは大切な要素の一つです。
サーブコープは都内に16拠点ありますが、六本木拠点を選んだ理由は?
サーブコープは拠点によって内装やスタッフの雰囲気が違います。アクセスが便利なのは丸の内や二重橋拠点の方ですが、六本木拠点はオフィスに一歩入ったときの“気”が自分に合っていました。六本木の中心地から外れた静かな雰囲気も決め手でしたね。サーブコープの利用を検討している方は、複数の拠点を内見して、自分に一番合う雰囲気を選ぶといいと思います。
重要なクライアント対応まで任せられる、サーブコープの秘書サービス。徹底した人材育成プログラムとは?