ビジネス旅行の進化!出張に使いたい宿泊予約サービス3選
出張は予約手配が面倒…。そんな負担を感じているビジネスパーソンに朗報です。煩雑な出張予約の手続きを代わりにやってくれる、ITやAI、シェアリングエコノミーを取り入れた宿泊予約サービスが続々と誕生しています。今回はその中から「Cansell」「AI Travel」「ホステルパス」の3つのサービスをご紹介します。
キャンセルしたい宿泊予約を売却できるサービス「Cansell」
出張の予定が直前に変わり、予約していたホテルのキャンセル料が発生してしまったという経験はありませんか?「Cansell」は利用しなくなった宿泊予約を、必要としている人と売買できる画期的なサービスです。
自分の設定した金額で販売することもできますが、「Cansell」に宿泊権利を買い取ってもらうこともできます。申請は最短1分、審査は最短10分というスムーズな手続きが魅力で、購入者とのやりとりも「Cansell」に一任できます。
また、購入側にもメリットがあり、「Cansell」サイトに出品された宿泊予約は、定価よりも割安ですが、他の宿泊予約サイトと比較検索する機能もあり、さらに最安値のプランを探すこともできます。
<公式サイト>https://jp.cansell.com/
AIがたった5分で出張手配を行ってくれるクラウドサービス「AI Travel」
出張の手配にかかる時間は平均で45分といわれていますが、これをたった5分でAI(人工知能)が行ってくれる宿泊予約サービスが「AI Travel」です。
乗換案内アプリのように「出発地」「目的地」「日時」「予算」などの要件を入力するだけで、ホテルや飛行機、新幹線を一括検索。さらに、使えば使うほど自分に適した検索結果が表示されるAIならではの機能も魅力。「“世界一シンプル”に予約手配ができる快適さ」を売りにしているクラウドサービスです。
また「AI Travel」は、出張するビジネスパーソンだけではなく、出張を手配管理する担当者の業務効率化、管理コストの削減をサポートする法人化サービスを2017年より開始しました。出張経費のデータが可視化されたダッシュボード機能が提供されるため、改善に取り組みやすくなります。
<公式サイト>https://aitravel.jp/
月1.5万円でオフィスの多重拠点を手に入れる!?使い放題の「ホステルパス」
2018年11月末にサービスが開始したばかりの「ホステルパス」は、全国を縦横無尽に飛び回るビジネスパーソンに最適のサービスです。
年会費を支払えば全国の登録ホステルが使い放題で、料金設定も格安。月曜から木曜の平日限定プランは月々1.5万円から、全曜日自由のフリーパスは月2.5万円から利用できます。
1度の予約で利用できるのは2泊まで。ただし、追加料金を払えば宿泊数も無制限になるなど、オプションサービスの拡大も検討中とのこと。民泊のように人の交流が強みのホステルには、ビジネスの発展につながる意外な出会いがあるかもしれません。
北海道から九州まで11拠点が参加ホステルに登録されており(12月現在)、数が増えていけばオフィスの多重拠点も実現できそうです。また、月数万円の出費であればセカンドハウスとして利用することもできそうですね。
<公式サイト>https://hostellife.jp/
ビジネス旅行は40代が中心。出張マーケットを盛り上げる存在に?
今回紹介した3つのサービスはいずれも、若い起業家考案のビジネスモデル。頭打ちになっているという国内旅行の業界売上の中で「出張」が占める重要性は増しつつあるといいます(※)。ビジネス旅行に行くビジネスパーソンの中心は40代。今後、新しい技術と柔軟な発想で出張マーケットを盛り上げる存在になるかもしれません。
<※参考>出張マーケットに関する動向と今後