【コワーキング利用者100人に聞いた】コワーキングスペースは選び方が大切！あなたに合う場所の見つけ方

コワーキングスペースの選択は、利用者の活動エリアに制約されてしまうものですが、都市部での選択肢はかなり増えてきました。どのような基準でコワーキングスペースを選んだら良いのか、迷ってしまう人も少なくないでしょう。

今回は、コワーキングスペース利用者100人に聞いたアンケート結果を参考に、あなたにマッチするコワーキングスペースを選ぶステップをご紹介します。

1.利用の頻度と目的で絞る

コワーキングスペースの利用頻度は、55.0％が週5以上と回答しています。また、週1～4日程度でも35.0％いることから、コワーキングスペース利用者の大半は最低でも週1以上利用しています。そのため、コワーキングスペースへの“通いやすさ”は重要なポイントになるでしょう。コワーキングスペース利用の検討当初は、東京ならば「■■線沿線」や「23区南部」など、通いやすいエリアを漠然とイメージしておきましょう。その上でコワーキングスペースの利用目的を整理し、目的ごとに以下を確認します。

＜個人での作業スペースとして利用する場合＞

最も一般的な使い方ですが、誰でも使えるドロップイン制と会員制のどちらで(あるいは両方で)運営されているか、確認しましょう。

＜シェアオフィスとして利用する場合＞

コワーキングスペースの住所での登記や、電話番号の取得、郵便受取などの付加サービスを今後利用していく可能性があるかどうかを考慮し、利用可能なサービスの確認をしましょう。

＜イベントスペースとして利用する場合＞

最近では、勉強会や各種の教室、その他のビジネス目的以外での使用も含めた集いの場としてコワーキングスペースが活用されるように。多目的なイベントでもスペースの利用を考えるならば、貸し切りの有無は要確認です。

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2.施設のスペックで絞る

施設のスペックは使いやすさの指標となるだけではなく、運営方針も読み取れます。席数やパーティション、個室の有無、またパソコンの周辺機器や文房具などの貸出やプロジェクタの設置、さらに営業時間などが、希望に合っているかを確認しましょう。打ち合わせが多くなりそうであれば、気兼ねなく話せる会議スペースが充実した施設がよいでしょう。作業の内容によっては、作業スペースの広さを問い合わせる必要があるかもしれません。

3.料金体系で絞る

料金体系で絞る場合、会員登録およびシェアオフィスとしての利用であれば、月額料金となります。ドロップイン(一時利用)の利用料金は時間制であり、一定の時間を越えると終日利用の料金に移行します。

コワーキングスペースの利用時間数は、最も利用者の多い「平日の日中」は1～3時間程度が半数以上、次いで多い「平日夜」の利用は1～3時間程度が8割弱を占めています。時間内できっちり仕事を終わらせたい人、集中しているときに作業を中断したくない人、仕事のスタイルは人それぞれ。どのような料金体系の施設だと、あなたが利用したい時間帯で都合よく利用できそうか、今までの仕事のスタイルを振り返りながら決めていきましょう。

これまでのポイントは、最も重視すべき作業環境で絞ってから、料金体系を検討することです。なぜなら、最低限の料金だけで選んだ結果、実際に利用する際にはとても不便な思いをすることや、後からオプションを足したことで無料提供されている施設よりかえって高いコストがかかる場合があるからです。

4.実際に足を運んで、雰囲気・居心地・快適性で決める

これが最後のステップです。最後は、候補に残ったコワーキングスペースをドロップインで利用、あるいは見学することをおすすめします。たいていのコワーキングスペースでは見学をさせてくれます。見学することで、雰囲気・居心地・快適性がわかります。確認したい主な要素は、施設の整頓や清掃、照明、装飾などの施設の運用であり、また静粛性や利用者間の交流の質なども見極めたいところです。

コワーキングスペースを選ぶとき、インターネット上の情報に加え、各コワーキングスペースが運営しているSNSを見ることで、設備は充実しているのか、顧客満足度は高いのか、アットホームなのか、などだいたいのイメージをつかむことができます。また、スペック以外の運営方針や日常の出来事、雰囲気などを感じ取ることもできます。特にFacebookでは最新情報がアップされることが多く、新しいコワーキングスペースのオープン情報など、利用者にとって有効な情報源になるはずです。気になる施設のSNSは頻繁にのぞいて、情報収集しましょう。

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【調査概要】

調査タイトル：生活についてのアンケート
調査方法：インターネットリサーチ
調査期間：2015年9月9日～9月14日
調査対象：コワーキングスペースを利用している社会人100名(Qzoo会員)