大手企業の新卒一括採用制度の廃止により激化する採用市場。優秀な人材と組むには“シェア”がキーワードに!?
どの会社も「いい人材が欲しい」のは同じこと。時代の流れに合わせて、各企業の人材の獲得方法は変わってきています。大手企業が動き出せば、どうしても優秀な人材の市場価値は上がり、より採用が難しくなります。個人事業主はどのような方法で優秀な人材を獲得していけばよいのでしょうか?採用のトレンドを追いながら、考えてみましょう。
大手が採用規定を変更
大手企業が次々に各社の採用システムの変更を行っています。一例をご紹介します。
ヤフー株式会社
優秀な人材を募るため、新卒一括採用を廃止して「ポテンシャル採用」制に変更。希望者は経歴を問われず、通年応募することができる。条件は30歳未満であること。社内すべての職種を対象としており、年間300人の採用をめざす。
ライフネット生命保険株式会社
「新卒採用」の概念にとらわれない「定期育成採用」というシステムを採用。応募資格は30歳未満であることのみ。学生、既卒者、フリーターなど、そのときの状況を問わない。専門分野で働きたいという人には「通年即戦力採用」という応募枠を設置。
ソニー株式会社
新卒採用として、在学中の学生、および、卒業後3年未満の人がエントリー可能に。「自らの想いを素直に伝えられる、普段通りの服装」を見ることを目的とし、説明会や選考などの採用に関するイベントで服装自由(スーツを義務付けしない)などを実施。
優秀な人材が大手に流れる傾向を助長
前述のような自由度の高い採用募集は、「自分らしく働きたい」「自分の能力を生かして働きたい」と考える人々にとって大変喜ばしい変化です。優秀な人材ほど、仕事における裁量の多くを自分の自由にさせてほしいと望むからです。つまり、「よい人材・優秀な人材が労働環境の自由な大手企業に集中しやすい」状況といえます。優秀な人材を採用したいと考える個人事業主とって、厳しい状況ともいえるでしょう。
個人事業主がよい人材を得るには“採用の必要性” を検討する
以前サーブコープが行ったアンケートでも、個人事業主の3人に1人が「現在または近い将来に人材採用が課題となる」と答えています。その理由として「自社の知名度で応募が来るかわからない」「採用コストの捻出」の2つが挙げられました。優秀な人材の採用が難しいといえるこの状況を、個人事業主はどうやって打開すべきでしょうか?
しかし、本当に「人材を自社で抱え込む」必要があるのかどうか、よく考える必要があります。なぜなら、採用コストをかけて採用活動を行ったとしても、必ずしも期待したような応募者が来るとは限らず、応募者があった場合でもスキルが足りていなかったり、すぐ辞められてしまったりと、採用コストに見合った結果が得られる確率は高くないからです。そこで検討をおすすめしたいのが「人材と組むこと」。つまり、アウトソースの利用です。
アウトソースであれば、必要な場面のみ、必要なスキルのみを獲得することができます。そのため、本人の人件費のみならず、教育のための他の人材や時間、その他の雑多な経費などのコストが節約できます。
人材採用・育成にかかるコストを自社で負う必要はある?
たとえばサーブコープのサービスにある、秘書の業務代行サービスでは、書類整理や電話対応といった基本的な業務から、英語翻訳・海外出張といった専門性の問われる業務まで、非常に幅広いサポートを行っています。お客様の業界業種を問わずに業務をサポートするため、秘書は柔軟性を持って常に学習し続けられる人材に育成しなければいけません。
優秀な人材採用・育成のために、まずは日本語・英語の高い語学力を基本とし、スキルや経験に対する採用基準を設けています。採用後は、さらに活躍できる人材に成長してもらうため、スキル向上のノウハウが蓄積されたOJTを実施しております。こういった人材採用・育成のノウハウは、世界各国に拠点を持ち、数多くの秘書を育成してきたサーブコープならではのもの。優秀な人材の採用・育成を一個人事業主の方が1人で行うとすれば、莫大なコストになってしまいます。
サーブコープのお客様には、「電話対応業務を秘書に外注したことで会社の売上が3倍になった事例」もあります。こういった事例は、個人事業主の日々の業務を代行するのは自社の人材ではなくても成り立つことを表しています。人材の確保は、どのビジネスにおいても非常に重要な課題。トレンドを意識しながら、有効な手段を模索していきましょう。
サーブコープでは、レンタルオフィス等のサービスをご利用の方に業務サポートもご希望いただけます。