【ビジネスパーソン300人に聞いた!】あなたの「やる気スイッチ」は?
連休明けや月曜日の朝、どうしても仕事のやる気が出ないときもあります。何年働いていても、モチベーション管理は意外と難しいものです。
そんなとき、「やる気スイッチ」を押してくれる方法があればいいのにと思うこともしばしば。そこで、30~49歳のビジネスパーソンの男女300名に、仕事のやる気について聞いてみました。どんなことをすれば仕事のやる気がアップするのか、モチベーションをコントロールできるのか、その方法を探ります。
約8割のビジネスパーソンが、やる気が出ない日があった!
会社の上司や先輩を見ていると、いつでもやる気満々で「自分ももっとしっかりしないと……」と反省することもありますよね。しかし、なんと77.6%の人が「やる気が出ない」と感じることが「よくある・時々ある」と回答しています。「まったくない」と答えた人は4.7%と非常に少数派。いつでもやる気があるように見える立派なビジネスパーソンも、実はやる気がない姿を見せないように努力している可能性が。どんなビジネスパーソンでもやはり同じ人間ということですね。
「やる気スイッチ」を入れるためには「リフレッシュ」が重要
やる気が出ないときに仕事のやる気を出すために、みなさんはどのような工夫をしているのでしょうか。多くの人は、「自宅でのんびりと過ごす」(35.0%)、「趣味の時間をとってリフレッシュする」(23.4%)とプライベートの時間を大切にすることで英気を養っているようです。
次いで「美味しい料理を食べる」(19.9%)、「友人や仲の良い知人と飲みに行く」(14.0%)も多く、飲んだり食べたりすることで、ストレスを解消し、やる気をアップさせる人も多いことがわかります。「とくに何もしない」(33.6%)という回答も多く、やる気がないときは時間の流れに任せることもセルフコントロールの1つといえます。
ビジネスパーソンがもっともやる気の出たエピソードとは?
次に、今までの人生の中で、仕事へのやる気に影響を与えられた出来事やエピソードを聞きました。比較的、会社の上司や先輩、知人・友人からやる気をもらうエピソードが多かった印象です。良い会社、上司、先輩との出会いが仕事のやる気につながるといえそうです。
会社の上司や先輩
「入社したときに、先輩や講師の話をノートに書いたものを見て、初心に戻って頑張り直す」(男性/41歳/製造業)
「上司から、失敗しても良いから前に進む気持ちを持って仕事をしなさいと言われたとき。気が楽になって、積極性が出ました」(男性/37歳/サービス業)
「新入社員のときに出会った女性の先輩が、営業トップで定時には帰る素敵な人だった。仕事は時間内にきちんと終わらせるように自分も心がけるようになった」(女性/40歳/建築・不動産業)
仕事
「重要なプロジェクトの責任者に抜擢された」(男性/45歳/製造業)
「異動であいさつに行ったとき、苦手だったお客さんに今までのことを感謝された」(男性/46歳/サービス業)
「接客業をしていて、相手のお客さんからとても感謝された」(女性/36歳/医療・福祉・教育関連業)
家族
「自分の子供が頑張っている姿を見ると自分も頑張らなければと思う」(男性/49歳/医療・福祉・教育関連業)
「旦那さんの笑顔」(女性/37歳/サービス業)
「母親に頑張れと言われた」(男性/41歳/ IT関連業)
友人、知人
「患者さんに喜んでもらえた」(女性/46歳/医療・福祉・教育関連業)
「尊敬する同業の人から励ましてもらえた」(男性/49歳/サービス業)
「学生時代の想い人が同じ職を頑張っていることを思うと、次に会うとき恥ずかしくないように頑張ろうと思う」(女性/47歳/医療・福祉・教育関連業)
映画、テレビ、本
「ハッピーエンドの映画を見て活力をもらった」(男性/33歳/サービス業)
「プレジデントを読む」(女性/45歳/サービス業)
「好きなラジオパーソナリティに励ましの言葉をもらったとき」(男性/36歳/サービス業)
「中学生で起業したシステムエンジニアの話を読んで元気をもらえた」(女性/40歳/卸売・小売業)
「池井戸潤の小説を読んで,サラリーマンでも頑張れるんだと感じた」(男性/37歳/製造業)
その他
「資格取得のパンフレットに目を通してやる気が上がった」(女性/33歳/建築・不動産業)
「瞑想して気分を切り替える」(男性/38歳/製造業)
「銀行の残高を見ていて頑張らなきゃ!と思った」(女性/40歳/建築・不動産業)
仕事のやる気は、働くことの意味を知ることで解消!
仕事のやる気が出ないときは、もしかしたら、仕事がうまくいっていなかったり、会社や社内の人間関係などに問題があるときなのかもしれません。そんなときは、仕事をただ漠然とこなすよりも「仕事をする価値」を自分の中で整理することが非常に重要です。「仕事をする意味」として「お金」が真っ先に浮かぶ人も多いかもしれませんが、お金だけではない仕事の意義や価値を持つと、より継続的なやる気につながります。長いスパンで考え、達成すべき仕事の「使命」を心の中にひとつでも持つと、仕事への取り組み方も変わってくることでしょう。
【調査概要】
調査タイトル:生活に関するアンケート
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2016年4月22日~4月26日
調査対象:30~49歳の社会人男女300名(Qzoo会員)