公式HP サーブコープブログ働き方【起業家たちのマイルール】弁護士法人と大手証券会社を経験後に独立!2つのキャリアで企業経営をトータルサポート

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【起業家たちのマイルール】弁護士法人と大手証券会社を経験後に独立!2つのキャリアで企業経営をトータルサポート

起業家たちを訪問取材するインタビュー企画。収入の変化、将来への不安、家族の理解…独立を決断する際、尽きない悩みをどう乗り越えたのか。それぞれの起業ヒストリーとビジネスを成功させる上で大切にしている“マイルール”をうかがいます。

Vol.5 森経営法律事務所 代表弁護士  森 惇一氏
慶應義塾大学商学部卒業、一橋大学大学院法学研究科ビジネスロー専攻修了。司法修習修了後、準大手弁護士法人においてM&A法務をはじめとする企業法務全般に従事した後、大和証券株式会社の投資銀行部門においてM&Aアドバイザリー業務、金融商品取引法務に従事。弁護士のほか、M&Aシニアエキスパート、事業再生アドバイザー、内部管理責任者、証券外務員一種等の金融系資格も多数保有。2018 年、森経営法律事務所設立。

 弁護士業とM&Aアドバイザリー事業で起業。大手証券会社から独立した理由

—— 早速、森さんのお仕事について詳しく教えてください。

私は2つの専門分野を軸にしています。一つが弁護士として「金融商品取引法」を扱っていること。これは主に金融商品を取り扱う事業者を規制する法律ですが、非常に複雑で難解。違反した場合は厳格な行政処分が下されやすいため、顧客が金融商品取引法や関東財務局のガイドラインに抵触しないよう、専門的・実務的なアドバイスを行っています。

二つ目は「M&A」です。大和証券のM&Aアドバイザリー部門で培った経験をいかし、法務面にとどまらず、戦略の立案や候補先のソーシングからクロージングまで、M&A全体のアドバイザリー業務を提供しています。

—— 弁護士とM&Aという2つのキャリアをどう融合させているのですか。

弁護士のスキルをいかし、「こうした契約や行為では、このような法的リスクがあります」と説明し代替案を示すことで、法律面のリスクヘッジをする。また顧客の事業形態や強みを伸ばすため、現在の業界動向を踏まえながら、「このような相手と組んではどうでしょうか?」などと提案する。経営戦略を一緒に考えるこうした場面では、M&Aアドバイザーの経験がいきています。

2つのキャリアで包括的なサポートができるため、顧客に大変喜ばれています。開業から一年弱が経ちますが、嬉しいことに口コミによる紹介で忙しく、会社のホームページもまだ開設できていない状況です。

—— 大手証券会社を辞めてまで、起業しようと思われた理由を教えてください。
大和証券では多岐にわたるM&A案件の実務経験を積むことができたほか、会社組織の構造や仕組みを肌で感じることができました。ただ、大手企業であるがゆえなのでしょうが、会社が期待する枠内の動き、悪く言えば会社の看板の下で歯車的な動きを強く求められることに、息苦しさを感じるようになりました。

例えば弁護士としての助言ができる場面でも、証券会社の一社員という立場を超えることは歓迎されません。企業は弁護士業務を行えないという、弁護士法の規制もあるので仕方ない面もあるのですが。

—— 独立したら自分らしく顧客のサポートができると、起業を決断されたんですね。
そうです。弁護士とM&Aアドバイザーといういずれも専門性の高い業務をハイブリッドで提供するには、証券会社に在籍していてはできない。そう考えるようになり、「じゃあ独立して自分でやろう」と起業に至りました。

10以上の財務系資格を取得。マイルールは?「調子にのらないこと」

—— 森さんが働く上で大切にしている「マイルール」は何ですか?
私のマイルールは、たとえ結果が良くても「調子にのらない」ことです。司法試験に合格するのに苦労した経験があるので、それ以来、勉強することを怠らないよう、さまざまな資格を取得しています。特に財務系の資格は多く、簿記、会計、知的財産管理の資格など10個以上。なかには合格率10%ぐらいのものもあります。

実務のなかには、弁護士とM&Aの資格だけではカバーしきれない分野が山ほどあるんです。たとえ司法試験ほど有名ではなくても、仕事をするうえで役立つ資格は積極的に取得する。現状に甘んじることなく、常に自分をレベルアップさせていくのもマイルールですね。

——パソコンとiPadがメインの仕事道具ですか?
そうですね。マイルールの話にもなりますが、仕事のクオリティーに直結する経費は出し渋らないようにもしています。特に本やPC周りへの投資は惜しみません。私のiPadの中には、法律やM&Aに関連する書籍が300冊ぐらい入っていて、キーワード検索できるようになっています。疑問が出たときにすぐ調べられるようになったことで、作業効率はかなり上がりました。

私の場合、タイムチャージで報酬をいただいているので作業効率は重要です。顧客からしたら、無駄な時間を使っている業者にお金を払いたくはないはずです。こうした作業効率を向上させる便利なツールは積極的に取り入れ、使いこなすスキルの習得も欠かさないようにしています。

M&A業界には経験不足で低レベルなサービスも多い!? 森さんの今後の目標

—— 森さんの今後の目標を教えてください。

まずは、引き続き弁護士業とM&Aアドバイザリーという二つの専門性をひたすらレベルアップさせていくことです。そのほかには現在のM&A業界、とりわけ中小企業のM&A業界が抱える課題にも取り組みたいと思っています。

M&Aアドバイザリー業は、事業・法務・財務・税務と非常に複雑な専門知識が要求されます。会社の命運を左右する非常に責任も重たい業務にも関わらず、登録や資格がなくても参入できてしまう。そのため、経験不足で低レベルな業者も少なくありません。

—— 実際にそうしたケースを目にすることもあるのですか。
そうですね。もっともらしい言葉や数字で適当なアドバイスをしている人が散見されます。とりわけ、昨今流行している中小企業のM&Aについては、リスクを正確に把握・ヘッジしないままディ―ルを実行しているケースや、反対に、M&A経験の乏しい専門家が過剰なリスクヘッジを行ってしまった結果、ディ―ルが壊れるケースも見受けられます。

私は、弁護士とM&Aを推進するアドバイザーの経験を活かして、適正なリスクヘッジを行いつつも、社会的なメリットを生むディ―ルを多数成立させていきたいと考えています。

また、最近は金融商品取引業者を対象とするM&Aにも取り組んでいます。通常の事業会社を対象とするM&Aよりもはるかに法律面の難易度が高い案件となるため、通常のアドバイザーでは扱えません。M&Aと金融商品取引法を専門とする私こそがまさに取り組むべき案件であると思っています。

ビルのグレードと秘書サービスが決め手になったサーブコープ

—— 森さんはサーブコープのどのような点が気に入っていますか?

さまざまなレンタルオフィス会社を見て比較しましたが、最終的な決め手となったのはビルのグレードと秘書サービスです.。弁護士で、かつM&Aを扱うとなると、顧客はそれなりのレベルの雰囲気や立地を求めます。私が利用しているサーブコープの「丸の内トラストタワー本館」拠点は東京駅すぐそばで上層階にあり、ビルのセキュリティレベルも高い。来客の際に利用できる会議室もグレートが高く、安心してお客様をお迎えできます。

また、秘書サービスも非常に重宝しています。切羽詰まっているとき秘書の方に資料の印刷を頼めるだけでも本当に助かりますね。サーブコープは都内だけでも16拠点あるので、顧客の所在地や要望に合わせて使い分けできるのも便利です。どこの拠点に行っても同じ雰囲気なのは利用者にとっては安心です。

サーブコープ・丸の内トラストタワー本館(20階)から見下ろす東京駅

サーブコープは起業のお手伝いをします

1978年にオーストラリアで誕生したサーブコープは、起業や事業拡大、新プロジェクトの立ち上げをお手伝いします。世界54都市、日本国内には25カ所の一等地にレンタルオフィスを構え、ITインフラ、秘書サービス、コワーキングスペースが利用可能。契約は最短一ヵ月から。サーブコープのサービスを実際に利用している起業家や、企業のサテライトオフィスとして活用している利用者のインタビューはこちらからお読みいただけます。

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