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ベンチャー企業のオフィス選び。移転がしやすく経費削減につながるのは居抜きやシェアオフィス

起業間もないベンチャー企業や、新ビジネスを短期間で成長させる必要のあるスタートアップにとって、できるだけ抑えたいのがオフィス賃料ではないでしょうか。リモートワークを行うのもひとつの手ですが、密なコミュニケーションが必要な時期だからこそ、できるだけ同じ空間内で一体感を共有したい想いもあるでしょう。

本記事ではベンチャー企業やスタートアップがオフィス選びで重視すべきポイントからおすすめのオフィスサービスまで解説します。

ベンチャー企業とは?

ベンチャー企業とは、従来のビジネスやサービスにとらわれず、新しい発想を取り入れるなど、独自性をもって起業された会社のことです。創業してから日が浅く、働いている社員の平均年齢が若いこともベンチャー企業の特徴といえるでしょう。また、企業の規模としては小規模から中規模程度が多く、大企業が扱わない分野などでビジネスを展開する傾向が見られます。

近年、ベンチャー企業は「新しいことに挑戦したい」と考える人や、企業を成長させることに興味がある人たちから注目されています。

ベンチャー企業がオフィス選びで重視すべきポイント

オフィス選定や移転サポートを行う株式会社IPPOが、ベンチャー企業やスタートアップを中心に実施した調査「コロナ以降のオフィスに関するアンケート2021」の結果によると、コロナ後のオフィス選びでより重視したい項目として「賃料を低く抑えたい」と回答した企業が圧倒的に多くなっています。
次いで、「契約のフレキシブルさ(契約期間の縛りがないなど)」「換気」「初期費用(イニシャル)を低く抑えたい」「従業員が通いやすい立地」が上位にランクイン。

ベンチャー企業がオフィス選びの際に重視すべき代表的な3つのポイントを以下にまとめました。

①賃料、初期費用の削減

創業してから日が浅く、小・中規模であるベンチャー企業は大手企業と比べ、資金に余裕がないことが多いでしょう。そのため、賃料や初期費用はできるだけ抑え、利益率を上げることが重要です。

このような理由から初期費用が抑えられ、設備があらかじめ用意された状態で借りられるシェアオフィスなどのオフィス形態がベンチャー企業に向いているといえます。

②契約のフレキシブルさ

成長が早いベンチャー企業は、自社の規模に応じてオフィスを都度移転する必要が出てきます。そのため、契約がフレキシブルでないと移転ができず、自社に合わなくなったオフィスを利用し続けなければなりません。

移転に際しては、賃貸オフィスの場合、契約書にもよりますが一般的に賃貸契約を交わした管理会社やオーナーに対し、少なくとも6ヵ月前に解除予告通知をしなければならない点に注意が必要です。

一方で、シェアオフィスなどオフィス形態によっては短期間の契約に対応している場合があります。オフィス選びの際は契約期間や柔軟さについても比較しましょう。

③従業員が通いやすい立地

従業員が通いやすい立地にオフィスを構えることは、働きやすさから満足度が高まり、人材獲得や離職の防止につながります。

一人ひとりの役割が大きいベンチャー企業こそ人材の流出は避けたいところ。アクセスの良い一等地とよばれるターミナル駅を選択することや最寄り駅から近い位置にオフィスを構えることは重視すべきポイントといえるでしょう。

また、一等地にオフィスを構えることでビジネスにも有利に働きます。一等地の住所は会社の信頼性につながり、成長過程で増えていく取引先との商談もしやすくなるメリットがあるでしょう。

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ベンチャー企業におすすめのオフィスの種類

重視すべきポイントを踏まえ、「賃料、初期費用の低さ」「契約のフレキシブルさ」といった条件を満たす、ベンチャー企業やスタートアップにおすすめのオフィス3つのタイプをご紹介します。

  • 居抜きオフィス
  • セットアップオフィス
  • シェアオフィス(コワーキングスペース・レンタルオフィス・バーチャルオフィス・サービスオフィスの総称)

①居抜きオフィス

居抜きオフィスとは前の借り主が使っていたオフィス家具やレイアウトを残した状態で貸し出されるオフィスのことです。何をどこまで引き継げるのかは物件ごとに異なりますが、通常は10~20万円/坪ほどかかる内装費や、インフラ整備に必要な5万円/坪といった初期費用が居抜きオフィスを選ぶことで抑えられます。

また、居抜き退去できるのも大きなメリットで、小・中規模オフィスなら1坪あたり2~5万円程度かかる原状回復費の節約につながります。居抜きオフィスはオフィス内の整備や工事を極力抑えられるため、移転スケジュールが短縮でき、その間、発生する賃料を抑えることもできます。

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②セットアップオフィス

セットアップオフィスとは、言わば内装に高レベルのリノベーションが施された状態で貸し出す独立オフィスです。 その特徴から、現在のベンチャー企業やスタートアップ企業を中心に人気を集めています。

セットアップオフィスは居抜きオフィスと同様にオフィスレイアウトが完了した状態で入居できるため、初期費用が抑えられます。
居抜きオフィスと比べたメリットとして、物件のオーナーがレイアウトや備品を管理しているため、故障のリスクや買い替えの必要性が低いことがあげられます。また、故障時の責任の所在も明確です。

一方で、相場より賃料が高くなる傾向があるのでコスト面の確認が必要になります。

運営会社より許可を得て引用:セットアップオフィスとは?スタートアップ企業から人気を集めるセットアップオフィスの秘密を徹底解説!
運営会社:株式会社Hub Works
提供サービス:Hub Spaces(ハブスぺ)

③シェアオフィス

シェアオフィスとは、オフィススペースを複数の企業でシェアする形態で、フリーアドレス制のデスクスペースや同じビル内に隣接する個室オフィスを、企業もしくは個人で契約するのが一般的です。
有人・無人とありますが、受付スタッフが常駐するシェアオフィスを選べば、接客対応や電話の応対、郵便物・宅配便の管理も任せられるため、受付スタッフを雇用する必要がないのも魅力です。

以下の4つがシェアオフィスの代表的なタイプになります。それぞれの特徴をまとめました。

①コワーキングスペース

フリーアドレス制のワークスペースを利用するサービスで、カフェの延長のようなイメージです。しかし、カフェよりも安全で高速なWi-Fiが利用でき、コピー機やプリンター、FAXが備わっている場合がほとんどです。
コワーキングスペースの料金相場は月額制であれば2万円前後から。カフェで何杯もドリンクを注文したり、カフェを転々としながら仕事をしたりするより、効率よく集中して仕事ができるのでおすすめです。

また、コワーキングスペースの住所で法人登記できることが一般的。社員の数が1〜3人程度で、個室は不要だけど自宅で登記したくないという小規模企業はコワーキングスペースの利用から始めるのがいいかもしれません。

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②レンタルオフィス

同じシェアオフィスでも、フリーアドレス制のデスクを利用するコワーキングスペースと違い、プライバシーを確保できる個室を契約できるのがレンタルオフィスです。

オフィス家具やオフィスインフラが整っているのはもちろん、プライベート空間で集中して仕事ができるほか、社内会議や顧客の接客ができる個室。効率よく仕事ができるでしょう。

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③バーチャルオフィス

バーチャルオフィスとは、実際にオフィスを借りて業務を行うことはできないものの、住所や電話番号などを借りて「仮想の事務所」として利用できるオフィスのことです。セキュリティ上の観点から実際の住所を名刺やホームページに記載できないといったケースで向いています。

「住所を借りる」といった基本的なサービスのほかにも、事業者によって郵便物の受け取りや書類保管、電話転送・代行といったオプションをつけることも可能です。事業を始めて間もない起業を目指す人にとって、初期投資を大幅に抑えてビジネスをスタートできるバーチャルオフィスはメリットの大きいサービスといえるでしょう。

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④サービスオフィス

「サービスオフィス」もシェアオフィスに属するオフィス形態のひとつですが、コワーキングスペースや一般的なレンタルオフィスよりグレードの高いオフィスのこと。シェアードオフィスとよばれることもあります。
受付や秘書などの有人サービスが特徴で、ワークスペースとしての機能だけではなく、ビジネスに役立つサービスや機能を求める人や企業に人気です。

有人受付や秘書サービスのほかにも、顧客や営業からの電話を一任できたり、簡単な受け答えも任せられたりする電話代行サービスがある場合も。オフィスの立地はアクセスがいい場合がほとんどで、一等地にあるためビジネス上も信頼性の高い住所を名刺やホームページに記載することができます。

その他、豪華な内装やグレードの高いオフィス家具を備えているため、顧客の来客が多い弁護士や税理士のような士業系の利用者に人気のようです。

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ベンチャー企業におすすめの「シェアオフィス」の3つの魅力

上記でご紹介した「シェアオフィス」は具体的に以下の3つの魅力があります。

賃料の削減

オフィス家具や電話・FAX、インターネットといったインフラを完備し、契約したその日から仕事に集中できるオフィス環境が手に入るのがシェアオフィスの強みです。
一般的な賃貸オフィスの場合、賃料の6~12ヵ月分を保証金として支払う場合が多く、それだけで数百万円規模の支出に。シェアオフィスなら、そうした初期費用も大きく削減できます。

法人登記が可能

法人登記できるシェアオフィスがほとんどなので、たとえば、高額すぎて手が出ない丸の内や六本木、品川といったビジネス一等地でも、シェアオフィスなら月額の使用料で事務所を構えることが可能。

ビジネス的に有利な住所で法人登記することができれば、顧客やクライアントからのイメージアップにつながります。
サーブコープは全国のビジネス一等地に拠点があり、いずれも駅からのアクセスが良く多くのベンチャー企業の方々にご愛顧いただいております。

契約が柔軟

シェアオフィスは1ヵ月の短期契約が可能な場合がほとんどなので、一般的な賃貸オフィスのように「普通借家契約」、もしくは「定期借家契約」といった不動産賃貸契約が不要です。退去手続きが手軽なのも強みといえます。
また拠点をいくつも構えるシェアオフィスを選べば、社員数の増減に合わせて面積の異なる個室に変更したり、支店を構える際は別のエリアに新たなオフィスを契約したりできるので便利です。

ベンチャー企業や小規模事業者に人気のサーブコープのオフィスサービス

サーブコープヤンマー拠点都内に18拠点、国内に27拠点(本記事公開時)のシェアオフィスを展開するサーブコープのご利用者様の多くは個人の起業家や小規模のベンチャー、スタートアップです。

サーブコープのサービスでも特に高い評価をいただいているのがビジネス一等地という立地の良さや、重厚感のある落ち着いた空間と高層階からの景色。1ヵ月から可能な柔軟な契約も人気ですが、バイリンガルかつ高度に訓練された秘書サービスや、セキュリティも高く速度も速いWi-Fi環境も好評をいただいています。

サーブコープのご利用者様が、なぜ数あるシェアオフィスの中からサーブコープを選ばれたのか、いただいたコメントをご紹介します。

Rip Curl Japan (リップカールジャパン) 株式会社 代表取締役 仁科光晴様

Rip Curl Japan (リップカールジャパン)について

オーストラリア生まれの、世界をリードするグローバルサーフブランド。サーフィン以外にも、様々なアドベンチャーに備えられるよう、主にウエットスーツ、サーフアパレル、サーフアクセサリーなどを販売。現在、サーブコープのレンタルオフィスを利用中。

サーブコープを選んだ理由

もともと大阪に15人位が働けるオフィスを抱えていましたが、賃貸オフィスは契約期間が長く、身軽に動けない上に、実際に受けられるサービスとは関係のない敷金・礼金などが膨大にかかります。会社のフットワークを軽くしたかったので、一度リモートワークにした後、レンタルオフィスを探し始めました。

サーブコープのレンタルオフィスは様々な部分で優れています。まず敷金・礼金がなく、セットアップコストも低いところですね。オフィス家具などを揃える必要もなく、+αで必要なものは持ち込める利点もあります。インターネット回線や電話回線もすでに用意されているので、入居からオフィスを実際稼働するまで非常に速い。当社の場合は、入居後2時間で通常通りの業務が行えるようになりました。

もちろん一番大事だったのはスタッフの働く環境です。スタッフが仕事に行くのが楽しくなるようなオフィスの雰囲気や、他の入居者様からインスピレーションを受けられる環境かどうかも大切なポイントですね。サーブコープはオフィスを一歩出たら心地よいBGMが流れ、素敵な共有スペースが広がり、窓からは景色を見下ろすことができる。心の余裕がもてます。受付の皆さんにとても丁寧に対応していただけるので、安心できますね。会社としての風格・イメージアップにつながっていると思います。今では、自慢のオフィスです。

HATHOR JAPAN(ハトールジャパン) 株式会社 代表取締役 村上彩子様

HATHOR JAPANについて

「ヘルス&ビューティー」をコンセプトに、口の美容と健康に関する事業を展開する「HATHOR JAPAN」様は2019年4月に歯科事業を開始。マウスピース矯正「オリエンタルライン」事業や歯科事業の新規開発に取り組む。
サーブコープのバーチャルオフィスからスタートし、事業が軌道に乗り社員数が増えたことをきっかけに、2021年3月からレンタルオフィスを利用中。

サーブコープを選んだ理由

都内にあるシェアオフィスの多くに足を運び、内見しました。カジュアルに談笑する人が多いカフェのようなオフィスもあれば、高層ビルの最上階にある会員制の施設もありましたが、サーブコープはオフィスの内装やセキュリティはもちろん、対応してくれたスタッフの違いが歴然でした。来客がある場合、弊社のお客様を最初に接客するのはサーブコープの皆さんです。第一印象が悪ければ、私たちのイメージにも影響します。『ちゃんと対応してくれているかな』『大丈夫かな』と心配する必要が全くないのはとっても助かっています。今のところ、来客された方全員がサーブコープを高く評価してくれていますね。

サーブコープに入居されているお客様には外資系企業の方や、落ち着いた雰囲気の方が多いので、その点も私にはプラスです。集中して働くことができるのは大切な要素のひとつです。ワンランク上の環境で働けば、モチベーションも上がりますし、もっと高い目標を目指そうと思えます。
社員のモチベーションアップを高めるために、バーチャルオフィスからレンタルオフィスへの契約に切り替えたHATHOR JAPAN様。

サーブコープは様々なサービスをご用意しているため、社員の増減に合わせ、個室の大きさはもちろん契約内容を変更していただくことも可能です。ビルを移転しなくてもいい点も、企業様には大きなメリットとなっています。
その他、サーブコープをご利用いただいている企業様のインタビューはこちらでご覧いただけます。

サーブコープのサービスご利用に興味のある方は、お気軽にこちらからお問い合わせください。

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