仕事も捗る!観葉植物の秘めたるパワーとは?
観葉植物といえば、その緑色が鮮やかなほど、人の目を引き付けるもの。そのうえ、インテリア性にも富んでいるため、ご自宅で飾るのはもちろん、オフィスや商業施設などで目にする機会も多いのではないでしょうか。でも実は、観葉植物には意外と知られていないこともたくさんあるのです。
そこで今回は、日ごろよく見かける観葉植物の凄いパワーをはじめ、とっても簡単な育て方や飾る際のルールをご紹介します。
目次
- 観葉植物の凄いパワー
- 意外と知られていないお手入れ方法
- 飾る際のルール
1.観葉植物の凄いパワー
植物の持つ力といえば、光合成が代表的。光合成とは、植物が太陽などの光を浴びた際に二酸化炭素を吸収し、そこから酸素をつくりだす生化学反応です。また、観葉植物は耐陰性の強いものが多く、室内でもしっかり光合成を発揮してくれます。では、観葉植物にはどんな効果があるのでしょうか?
・空気清浄効果
観葉植物は、有害物質を吸収分解するといわれています。例えば、有害物質には、ホルムアルデヒド、アンモニア、クロロホルムといった、シックハウス症候群の原因となるものが挙げられます。これなら、空気清浄機いらずですね。
・マイナスイオン効果
観葉植物には、マイナスイオンを放出する作用もあるといわれています。マイナスイオンは空気中の湿度を上げるため、ほこりとプラスイオンを一緒に吸着し、地面に落としてくれます。なんだか、マイナスイオンという響きだけで、体にとってもよさそう。
・そのほかの相乗効果
空気中で、マイナスイオンがプラスイオンより多く発生した状態だと、人にリラックス効果をもたらすといわれています。ほかには、加湿器のように水分を放出してくれますが、植物の水分は蒸留水なのでより健康的なのだとか。
2. 意外と知られていないお手入れ方法
観葉植物を育てる際、水遣り、肥料(追肥)、植え替え、これら3つの知識を高めておくと便利です。なかでも、植え替えについてちゃんと知っておけば、枯れ気味のときなど、きっと役立つはず。
・水遣りのペース
品種や季節にもよりますが、水遣りの目安は週に1回のペース。観葉植物は通常の植物と比べ、土にたまった水分をゆっくり吸収します。そのため毎日、水やりをしてしまうと、根腐れを起こす可能性が高くなります。もし土の表面が乾いている場合は、土の中に5cmほど指を入れ、湿っているかどうかの判断をするとよいでしょう。また、水遣りをしたあとは、20分から30分かけて水分をよくきります。その際、替えの受け皿を用意しておくのがコツ。
・肥料は月1回
ホームセンターや花屋で購入した場合は、あらかじめ肥料が与えられています。とはいえ、それ以降の追肥を放置すれば、観葉植物は育ちません。そうしたとき、追肥の目安となるのは、1ヶ月に1回といわれています。その際、土に差し込むタイプの液肥を使えば、5日ほどかけてゆっくり浸透するため、葉や茎への負担を軽減してくれます。
・植え替えが一番大事
植え替えのポイントは、彼岸が明けてから2週間ごろ。つまり、春と秋の年2回で植え替えを行います。4月上旬および10月上旬は「土が決まる前」と呼ばれ、土壌が栽培に適した温度になる時期。そのため、少し枯れ気味の観葉植物でもこの時期に植え替えをすれば、元気を取り戻したりするのです。
植え替えのやり方は、まず鉢から観葉植物を取り出し、長く伸びきった根を切る「根切り」を行います。次に土の側面を2cmほど削ぎ取り、下から1/3の土を残しておきます。最後は、底石を入れて再び鉢に戻したあと、削ぎ取った土の部分に培養土などを補充すれば完了です。
3. 飾る際のルール
そもそも、観葉植物はなぜ室内なのでしょうか?それは、寒さに弱いからです。観葉植物は光に対する耐陰性こそあるものの、寒さに対してはデリケート。ということで、室内に観葉植物を飾る際のルールをいくつか見てみましょう。
・室内なら明るさや温度も気にしなくてOK
観葉植物が行う光合成は、照明などの光でも反応します。そのため、窓際を気にする必要はありません。また、観葉植物の耐寒温度は10℃以上なので、通常の室内なら特に問題ないでしょう。
・スペースに合わせた大きさを選ぶ
オフィスに観葉植物を置く場合は応接室、待合室やロビー、はたまたデスクの上などさまざま。その一方で、ご自宅にインテリアとして飾る際は、キッチンをはじめ、リビングや書斎を活用される方も多いはず。そうしたとき、デスクや書斎に大き目のものを置くと不便なので、バランスを考えた方がよいでしょう。また、1メートルサイズの観葉植物をいくつか用いれば、会議室などではパーテーション代わりにもなります。
観葉植物が部屋やオフィスにあると癒しや安らぎを与えてくれます。上手くオフィスや自宅に取り入れ、適切にお手入れをすれば、生活にゆとりがもて豊かなものになるでしょう。
たとえばサーブコープでは、観葉植物を用いたオフィスづくりがなされています。皆様が気持ちよく過ごせるオフィスにするために、植物を共用部分に飾る際のルールとして、大きさやコンディションに関する決まりがあります。
このように観葉植物の育て方、そして飾る際のルールを取り入れて、相手からの印象も大きく変わります。それとは別に、観葉植物が持つ凄いパワーを生かせば、仕事での相乗効果も期待できそうですね。