【個人事業主、経営者200人に聞いた!】「優秀な人材」の採用で直面する課題
超高齢化少子化が進む日本で、優秀な人材は今後ますます貴重な存在になります。厚生労働省の「厚生労働白書(平成27年)」によると、日本の人口は2008年をピークとし、出生数の減少と死亡数の増加により全体人口は今後減少していくと予想されています。人口に占める高齢者の割合が高くなる中、若年層の採用はますます難しくなるでしょう。
競争が増した人材採用市場の中で、いかに優秀な人材を見つけ獲得するのか、個人事業主や経営者の悩みは増えるばかりです。そこで今回は、「人材採用に悩んだことがある」と回答した30~49歳の個人事業主・経営者200名に、人材採用の悩みを聞きました。
個人事業主・経営者の1/3が「人材採用に課題」
日本の労働人口は減少傾向にあり、優秀な人材確保こそ、企業の命運を分けると言っても過言ではありません。人材採用の課題に関する調査では、30.5%、3人に1人の個人事業主・経営者がまさに今、人材採用の問題に直面しているがわかりました。いずれ直面する課題と答えた人と合わせると、66.0%にものぼり、今後ますます人材の取り合いが進むことが予想されます。全体人口における高齢層の割合は増加していく可能性が高いため、若年層にこだわらず社会人経験が豊富な高齢層の採用も視野に入れることが採用課題の解決策の1つになるかもしれません。
優秀な人材な採用にはコストとノウハウが必要!?
そこで、人材採用に関して「現在直面している課題」、あるいは「いずれ直面する課題」と回答した132名に採用活動を行う際の課題を聞いてみると、約半数の45.5%が「企業の知名度を考えると応募が来るかわからない」と答えています。人材の需要が高まると、安定志向で、知名度の高い大企業を志望する人が増え、中小企業は採用戦略を練る必要が出てきます。そうなると採用にコストがかかり、42.4%の人が答えたように「採用にかかるコストを捻出できない」という悩みが増えることがわかります。
さらに、個人事業主・経営者が経験した人材採用の悩みを詳しく見てみましょう。
採用にまつわるノウハウ
どこに登録・相談したらいいのかわからない(男性/38歳/サービス業)
採用費用が契約書面より高額で騙された経緯がある(男性/38歳/サービス業)
人間性を見極めることが困難(男性/45歳/建築・不動産業)
履歴書からわからない本質を見抜くことが難しい部分があるので困っている(女性/41歳/IT関連業)
応募者・採用者
すぐ辞めてしまう(男性/44歳/建築・不動産業)
中途採用で、採用する方の年齢が高齢であった(男性/41歳/建築・不動産業)
申告してきた技術と実際とがかけ離れていた(男性/46歳/その他)
能力以前に、社会人としてのマナーやエチケットが備わっていない(女性/48歳/サービス業)
会社や業界の知名度
応募がないのと、来ても質が悪い(男性/44歳/医療・福祉・教育関連業)
ハローワークに求人募集しても、応募がない、または少ない(男性/47歳/サービス業)
3K4Kのイメージが強く新卒者の応募がない(男性/49歳/サービス業)
募集をかけてもサクラっぽい電話が数件あるのみ(女性/49歳/その他)
その他
満足な報酬が払えない(男性/46歳/その他)
人材採用にコストをかけすぎない方法を考えることも重要
人材採用問題に直面した個人事業主・経営者が思った以上に多く、事業拡大には、これからも悩みが尽きません。また、優秀な人材を採用できても、報酬が高くついたり、すぐに辞めてしまうという問題も起こりえます。
採用活動における1番の課題は、採用に大きなコストがかかるにも関わらず、その成果が約束されていない・不確定要素が多いということです。具体的には「応募自体の有無」「応募者と自社とのマッチング」「採用後の勤続」が挙げられます。不確定要素の多い人材採用にかける膨大なコストを、外注という確実な方法で解決できることも知っておきたい選択肢です。
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人材採用に悩む方は、まず「任せたい業務」を明確にし、その業務を任せるために「自社で人材を抱える必要があるのか」を突き詰めて考えてみましょう。外注できる業務であれば、不確定要素の多い人材採用に頼らずにアウトソースを利用するほうが、早く確実に業務をサポートしてもらえることでしょう。
【調査概要】
調査タイトル:生活に関するアンケート
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2016年6月15日~6月17日
調査対象:「人材採用に悩んだことがある」と回答した30歳~49歳の個人事業主または経営者200名(Qzoo会員)