【起業家300人に聞きました】起業家の5人に1人はビジネスに関するメンターがいた! 起業家とメンターの関係とは?
近年、よく耳にする「メンター」という言葉。メンターとは、自身の成功体験を語ることで、相手(メンティー)の達成目標のイメージを明確にし、仕事のやる気を高める指導者を意味します。
例えば、フェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグのメンターは、アップルの共同設立者の故スティーブ・ジョブズだったと言われています。起業家にとって、尊敬できるよいメンターと出会うこと、そして助言をもらうことは成功への一つのステップといえそうです。そこで、20〜40代の起業家の男女300名に、ビジネスや経営に関するメンターについて聞きました。
メンティー起業家の9割は、メンターがいてよかったと思っている!
まず、ビジネスや経営に関して多角的なアドバイスを行ってくれるメンターがいるかを聞いたところ、メンターがいるのは18.3%、いないのは81.7%。起業家の約5人に1人がメンターに頼っている状況でした。
「メンターがいる」と回答した起業家に、自身にメンターがいることについてどのように考えているか聞いたところ、「とてもよかったと思う」が45.5%、「ややよかったと思う」が41.8%で、よかったと思う人の割合は9割近くに達しました。メンター探しも成功への近道なのかもしれません。メンターがいてよかったと考える理由をみてみましょう。
- 自分では考えられない多角的な角度で、事業について分析し、有益な情報を伝えてくれる(男性/33歳)
- 自分で1から調べて勉強するよりも、教えてもらった方が手っ取り早かったから(男性/44歳)
- 自分がピンチに陥っているときにしっかりとサポートしてもらえる(男性/37歳)
- 仕事においてすごく悩んだときは、必ずその方たちはそのほとんどのことを経験していて、乗り越えてきているので、何がベストかというかなり明確な答えをもらえるのと、その人が言うなら、間違い無いと思える確信が持てることで、自分に安心感が生まれる。(女性/34歳)
- 迷わない(女性/37歳)
メンターからもらっているアドバイスの内容とは?
メンティー起業家がメンターからどのような指導やアドバイスをもらっているのか聞いたところ、得ている領域は広い様子で、起業家自身のこと、経営戦略、課題の改善、税務、商品・サービスのマーケティング、人脈作りなど内容は多岐にわたります。
なかでも、上位3項目をみると、「自分のスキル向上」「自分の性格、考え方、態度等の指摘、改善」「プライベートのこと」と、会社や実務のことよりも起業家自身のことを相談していることがわかりました。起業家は「頼れるのは自分だけ」と孤独を感じることが多く、自分自身の相談をできる相手は貴重です。なんでも語り合えるメンターとはどこで出会えるのでしょうか?
メンターとの出会いは「人からの紹介」が半数以上
メンターとの出会いについて、「人からの紹介」が圧倒的に多く52.7%と半数を超えています。次いで、「ビジネスに関するイベントや交流会」「元上司・先輩など職場での縁」(ともに21.8%)が続きます。六本木にある「awabar」は、IT業界の発展に一役買ったバーとして知られていますね。今でもIT企業の経営者や若い起業家たちが集うメンタリングの場として夜な夜な多くの人が集う場なのだとか。
メンターとの出会いのためには積極的に動くことが大切!
憧れのメンターとは、じっとしているだけでは出会うことはできません。まずは、人に聞いてみたり、出会いの場に参加してみることをオススメします。特に、「人の紹介」の次に多く回答された「ビジネスに関するイベントや交流会」は気軽に参加ができ、多くの人に会うことができます。
サーブコープでは定期的にビジネス講演会を開催し、毎回、さまざまな分野のゲストスピーカーを招いています。ビジネスの学びの場でありながら、メンター、メンティーの出会いの場としても参加者からご好評いただいています。フロア見学も可能なので、起業を考えている方にとっても絶好のチャンスです。