今話題の週末起業とは?副業とはどう違うの?
テレビやネットのニュースで「週末起業」という言葉を耳にしたことはないでしょうか?「週末に別の仕事をする」という意味だとはなんとなくわかっても、具体的にどういうものなのかイメージできない方も多いはずです。今回は週末起業とはどのようなものか解説し、実際に行う場合の注意点などをご紹介したいと思います。
週末起業とは?副業との違い、注意点など
・週末起業とは?
週末起業の定義は「会社員などの本業を辞めず、会社の業務がない日に副収入を得ること」です。しかし、これだけだと「単なる副業では?」と思う人もいるでしょう。
・週末起業と副業の違い
週末起業と副業の最大の違いは「起業」という点にあります。つまり、自分で新しいビジネスを立ち上げ、それによって収入を得るのが「週末起業」、アルバイトなどすでに存在している別の仕事を「受ける」のが「副業」です。
週末起業が副業よりも難しいのは、収入を得るための仕組み自体を自分でゼロから考えなければならない点でしょう。まさにベンチャー起業家などが専業としてやっていることを週末の限られた時間で行わなければなりません。決して簡単ではありませんが、うまく成功させれば本業にも勝る利益を生み出せる可能性もあるでしょう。
・週末起業で気をつけるべきこと
もし週末起業を始めたいと思ったなら、本業の就業規則に反さないかご確認を。サラリーマンの場合、就業規則によって副業が禁止されていることが少なくありません。その場合、週末起業したことが勤め先に発覚した際に、何らかのペナルティを課せられることも考えられます。せっかく副収入を得ようと考えているのに、そのために本業をリスクにさらしてしまっては意味がありません。
とはいえ、もし規則で副業が禁止されていたとしても、週末起業を諦めるのは早計です。厳密な意味で禁止しているわけではなく、「本業に支障が出るような副業は困る」という意味なのかもしれません。会社との交渉や調整によっては「週末起業ならOK」のサインが出るかもしれないので、上司などとよく話し合ってみましょう。ちなみに、法律上は余暇時間をどのように使おうと個人の自由なので、就業規則の問題さえなければ週末起業は問題なくできます。
週末起業のために便利なサービスを利用する
週末起業では新しくビジネスを始めるわけですから、事務所など最低限必要になる設備は揃えておかなければなりません。とはいえ、事務所にできそうなスペースを自力で確保するのが難しい方もいるでしょう。そうした方には、コワーキングスペースやレンタルオフィス、バーチャルオフィスといった個人起業家向けのサービスが便利です。バーチャルオフィスは、事務所の所在地や連絡先電話番号など、「企業情報」というべき部分をレンタルできるサービス。自宅を事務所にする場合、情報漏えいやクライアントから自分への信頼性などに不安を感じる方もいると思いますが、まさに「信頼」をサポートしてくれるサービスといえます。
本業との折り合いをつけ、さまざまな登録を経て実現する週末起業。せっかく実現する自分の事業ですから、事業発展に有効なサービスはたくさん活用したいものですよね。