【今注目のオフィス街】八重洲エリアのオフィスビルや再開発情報を紹介
八重洲は東京都中央区の地名であり、広義では東京駅の東側一帯を指す地域名として知られています。
東京駅に近く全国各地にアクセスしやすいため、多数の大手企業が拠点にしているほか、百貨店、レストランが豊富にあり、観光客にも人気があります。また、八重洲では現在再開発が進んでおり、大規模なオフィスビルや商業施設が建設される予定です。
本記事では八重洲エリアの主なオフィスビル、賃料相場、再開発情報について解説します。
八重洲エリアの特徴
八重洲はさまざまな業種・職種の企業が集まるビジネス街です。大手企業の本社ビルのほか、地方企業の支店、ベンチャー企業などが賃貸オフィスに入居しているケースが見受けられます。
かつては日本橋・京橋と共に、商人の町として栄えていたことから、オフィスビルだけでなく、日本橋三越、高島屋、大丸などの老舗百貨店が多く集まっています。
江戸の伝統を現代に伝えながらも、最新の店でショッピングや飲食が楽しめる「COREDO日本橋」「COREDO室町」も、国内外の観光客に人気のスポットです。
また、東京駅の東側にある八重洲は、西側の丸の内とよく比較されます。
丸の内は丸ビルや新丸ビルを始めとした大企業のオフィスビルが建ち並んでおり、洗練されたビジネス街という印象があります。
一方、八重洲はさまざまな店舗が集まる八重洲地下街や大丸東京店のイメージが強く、買い物や観光も楽しめるカジュアルなオフィス街という印象を持っている方が多いでしょう。
八重洲エリアの主要なオフィスビル
八重洲は東京駅が目の前で、JR、地下鉄、高速バスなど、各種交通手段の結節点です。東京都における都市再生特別地区として複数の都市計画が同時に進行する、今後の変化に注目が集まっているエリアです。
そんな八重洲エリアの主要なオフィスビルを3つ紹介します。
東京建物八重洲ビル
総合不動産会社「東京建物」の所有するビルであり、東京建物の本社拠点となっています。
地上11階、地下2階のビルで、賃貸オフィスと地下の飲食店舗からなる複合施設となっています。
東京駅に近いのはもちろん、日本橋駅、三越前駅、京橋駅にも徒歩数分で通えるため、アクセスが非常に良いのが特徴です。
2011年に建築された建物で、築11年とまだ新しいうえ、オフィスフロアの基準階はワンフロア約419坪の整形な無柱空間で、八重洲エリアでは希少性の高い造りになっています。
新槇町ビル
東京駅八重洲口の目の前に位置する賃貸オフィスビルです。地上14階、地下2階のビルで、東京駅八重洲地下街と地下1階で直結している点が大きな特徴です。
グランドピアノをイメージしたという独特な曲線を描く外観が印象的で、エントランスは石造りで開放感があります。
1973年竣工の旧耐震基準物件ですが、耐震補強工事済みで新耐震基準を満たしています。建物はメンテナンスが行き届いており、築年数を感じさせない点も魅力です。
ヤンマー東京ビル
ヤンマー株式会社の本社ビルです。旧ヤンマー東京ビルを建て替え、2022年8月に竣工となりました。
地上14階、地下3階、高さ69.88m、延べ面積21,834㎡の高層ビルであり、3~14階にはヤンマーグループが入るほか、賃貸オフィスも設けています。
基準階の貸室面積は300坪を超えるため、八重洲のオフィスビルの中では大規模なビルと言えます。
東京駅八重洲口目の前(八重洲口より地下直結)とアクセスのしやすさも抜群です。
また、廃食油を再生可能エネルギーとして有効活用するバイオディーゼルコージェネレーションシステム(ヤンマーの自社製品)など、最新環境技術の導入が予定されており、建築物の環境性能総合評価指標である「CASBEE(キャスビー)」において最高ランク(Sランク)を実現する計画となっています。
八重洲エリアのオフィス賃料相場
東京駅に近い八重洲エリアは、全体的に賃料相場が高い中央区の中でも、特に賃料が高いエリアとなっています。
賃料相場はビルの築年数や立地条件によって異なり、大体の目安は以下の通りです。
八重洲・日本橋・京橋エリアの賃料相場(坪単価) | |
大型ビル(100坪~200坪) | 坪単価32,655円 |
中規模ビル(50~100坪) | 坪単価28,348円 |
小規模ビル(30坪~50坪) | 坪単価21,448円 |
200坪以上の規模になると、坪単価は35,000円を超えるケースも珍しくありません。もちろん、あくまで相場なので物件によっては安価な賃料で借りられる場合もありますが、現在再開発が進んでいる地域でもあるため、さらに高騰する可能性があります。
また、同じ中央区であれば東日本橋や人形町エリアが比較的リーズナブルな賃料相場となっていますので、中央区で探している方は検討しても良いでしょう。
八重洲エリアの再開発情報
八重洲エリアは現在、丸の内や大手町の開発に続き、国際戦略総合特区として再開発が進んでいます。特に注目されているビルとして、Torch Tower(トーチタワー)と東京ミッドタウン八重洲の2つを紹介します。
Torch Tower(トーチタワー)
2027年竣工予定の超高層ビルで、三菱地所が手掛けている再開発プロジェクト「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」のメインとなる建物です。
地上61階、延面積約544,000㎡、高さは390mになる予定で、大阪の「あべのハルカス」(高さ300m)を超え、日本一高いビルとなります。
低層階には商業施設、高層階にはオフィスとホテルが入居する複合施設となる予定で、屋上階には展望施設が設けられます。トーチ風(たいまつ型)のデザイン、施設の利便性はもちろん、「日本一高いビル」としての知名度は抜群であり、今後、八重洲エリアだけでなく東京のシンボル的な建物になることでしょう。
東京ミッドタウン八重洲
2022年8月31日に竣工、2023年3月10日にグランドオープンする予定の「東京ミッドタウン(六本木)」、「東京ミッドタウン日比谷」に続く 3施設目の東京ミッドタウンブランドです。
八重洲セントラルタワーと八重洲セントラルスクエアの2棟から構成される複合施設であり、オフィス、商業施設、ホテル、バスターミナル、小学校、住宅などさまざまな施設が入居する予定です。
八重洲セントラルタワーは地上45階、高さ約240m、八重洲セントラルスクエアは地上7階、高さ約41mといずれも大規模なビルであり、地下1階で東京駅と直結できるアクセスの良さも魅力です。
また、地下2階には国内最大級の高速バスターミナル「バスターミナル東京八重洲」が開業する予定であり、日本の玄関口としての役割も期待できるでしょう。
再開発でさらに進化する八重洲エリア
八重洲エリアは、国の「国際戦略総合特区制度」のもと、「アジアヘッドクォーター特区」として指定されたエリアに含まれており、アジア地域の業務統括拠点や研究開発拠点の集積を目指し、外国企業誘致プロジェクトを進めています。
オフィス・店舗に加え、カンファレンスセンターや医療施設の整備が予定されており、オフィスフロアを主として、高層部にホテル、低層部に区立小学校やビジネス交流・サポート施設を整備する地区の計画もあります。※
このように、八重洲エリアは再開発計画によってさらなる進化が期待できる今後注目のオフィス街と言えるでしょう。
都内28拠点目の拠点が、東京ヤンマービルに2023年2月オープン予定!
2023年2月にサーブコープの新拠点が再開発で注目の八重洲エリアのヤンマー東京ビル12階にオープンします。1名から20名まで利用できる個室オフィスや広々としたコワーキングスペース、パーティションで区切られたブース席と、集中して作業できる環境が整っています。個室電話ボックス、ミーティングスペースなども備え、ビジネスに最適な環境を提供します。八重洲エリアでオフィスをお探しなら、ぜひ拠点候補のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。
八重洲エリアは東京駅が近く、交通アクセスが良いのでオフィスをオープンする時には検討したいエリアのひとつです。しかし人気エリアのため賃料は高額です。従来の賃貸オフィスに限らず、コワーキングスペース、レンタルオフィスといった新しいワークスペースの活用も視野に入れながら、理想のオフィスを探してみてはいかがでしょうか。
サーブコープは、東京駅が目の前の丸の内・大手町に複数の拠点があります。
最先端のワークスペースと充実したサービスをご提供しています。オフィス探しでお困りならお気軽にサーブコープまでお問い合わせください。