“祖母の代から続く30年にわたる化粧品製造のノウハウはもちろん、クリエイティブまで任せてもらえる守備範囲の広さが会社の強みだと思っています。”
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創業者である祖母からスキンケア事業を継承したのは2019年。弱冠22歳で会社の代表に就任すると企業のブランドイメージを刷新し、5つ星ホテルのアメニティ事業を展開するなどの急成長を見せました。
今回は株式会社バローロ のCEO、「LIRIO」のブランドマネージャーを務める馬頭利里夫様に、リブランディングの取り組みや事業継承の難しさ、経営の面から事業を下支えするシェアオフィスの利用術について伺いました。
“祖母の代から続く30年にわたる化粧品製造のノウハウはもちろん、クリエイティブまで任せてもらえる守備範囲の広さが会社の強みだと思っています。”
事業は大きく2つに分かれていて、スキンケア、ボディケア、ヘアケア、ライフスタイルといったトータルビューティーをブランド「LIRIO」で展開し、もう1つはクライアント企業のアメニティやメイクアップコレクションのデザインと製造を行っています。代表的なところでは、国内最高級のリゾートホテルのアメニティを担当させてもらっています。
社員は僕を含めた5人ですが、そのうち2人はデザインの知見と経験があります。僕自身、イギリスの大学でデザインを専攻していました。祖母の代から続く30年にわたる化粧品製造のノウハウはもちろん、クリエイティブまで任せてもらえる守備範囲の広さが会社の強みだと思っています。
いまは13の案件が同時進行しているので、結構大変です(笑)。会社は平日のみの営業で、週末は社員同士の連絡もなし。オンとオフのメリハリをつけるようにしています。とはいえ、私自身は週末もほぼ仕事ですね。唯一の趣味であるサッカーをすきま時間に楽しんで、リラックスするようにしています。
正直に話せば、祖母の事業が経営難に直面していたからです。平たく言うと「ノーチョイス」。僕がやるしかない状況でした。国内の大手スキンケアブランドで働いていましたが、事業を引き継ぐために退社しました。
自分のブランドを持ちたいという独立心はもともとあったんです。そのタイミングが前倒しになった感じですね。会社は大変な状況でしたが逆にやる気には満ちていて、「やってやるぞ」という気合いで臨みました。
「LIRIO」は創業した1996年から、弊社の製品は人にも地球にも優しい成分をメインに作っています。サステイナビリティやオーガニックという言葉がない時代にあって、祖母には先見の明があったなと思います。つまり、製品のクオリティにはまったく問題はなかったんです。
必要だったのは、創業から変わらないデザインとマーケティングの抜本的な変化。いまの時代にマッチしたデザインにがらりと変え、なかったウェブサイトを作り、Instagramも始めました。それまでの顧客層のほとんどは祖母と同年代でしたが、リブランディングで、いまは30~50代が顧客の中心になりました。
"会社は大変な状況でしたが逆にやる気には満ちていて、「やってやるぞ」という気合いで臨みました。”
難しさで言うと、家族間の関係ではないでしょうか。先代からビジネスを引き継いだ仲間が数名いますけど、共通して家族との関係は大変そうです。
起業したエネルギーと、それを何十年も続けてきたことのエネルギーはやっぱりすごいものがあります。そこに対するリスペクトが必要なのは間違いありませんが、先代にとって孫や子どもはいつまでも孫や子ども。「まだまだだ」って言われると、引き継ぐ側は反発してしまいますよね。家族だからなおさらです。
事業継承の良さを挙げるなら、26歳という若さの私でも、歴史あるブランドを提供できることですね。自分でゼロから始めるのとでは、重みがまったく違いますから。
どっちも正解で、どっちも間違っていることもあるし、昔にすがりすぎるとうまくいかない反面、昔を大切にすべき部分もあります。何が会社にとってベストなのかを選択するには、両者の審美眼が共通している必要があるんです。じゃないと、事業継承を成功させるのは難しいと、いろいろなケースを見ていて思います。
"利用者もスタッフも落ち着いた雰囲気で、重厚感のある内装も気に入りました。気に障る空気が一切ないですね。かなり仕事に集中できます。”
賃貸オフィスを借りると、掃除や管理が必要になりますよね。掃除などは自分たちで行っていたので、その時間も仕事にあてたいと考えました。また、私は飽き性なので、同じ場所で仕事をするのが苦手なんです。総合的に考えると、オフィスはいらない、シェアオフィスの方が効率的、という決断になりました。
コスト面でも以前は港区の白金台でオフィスを構えていたので、固定費が経費のなかで大きな割合を占めていました。シェアオフィスにしてから、賃料は約4分の1に削減できています。
検討時は他にも数社、内見に行って比較しています。それぞれ利用者の雰囲気に違いを感じました。作業中、周囲の環境が気になるタイプなので、できるだけ静かで落ち着いた環境で仕事をしたい気持ちがあります。スタートアップのイケイケな感じは苦手だったので、まずNG。また、私自身、海外経験も長いのでインターナショナルな環境が好きです。その2点を満たしているのがサーブコープでした。利用者もスタッフも落ち着いた雰囲気で、重厚感のある内装も気に入りました。気に障る空気が一切ないですね。かなり仕事に集中できます。
契約しているのはサーブコープの「バーチャルオフィス」で、社員5人でコワーキングスペースを利用しています。全員ほぼ毎日、出社しています。
やっぱり開放感でしょうか。天井が高く、大きな窓からは東京駅も見下ろせます。好きなタイミングで好きな席に移動して、気分転換をしながら仕事ができる環境は本当に自由で、仕事の効率や生産性にもつながっています。
自由度の高さは賃貸オフィスと比べ物にならないですね。掃除をしなくてもいつも清潔で、電話や来客対応もしてもらえる。朝起きて「仕事に行きたい」と思えるのは、気持ちの良い空間で余計なことを考えず、仕事だけに集中できるからだと思います。
ミーティングをする場合は別途、個室を予約して使わせてもらっているので特にないですね。唯一、挙げるとすれば、荷物が置けないことでしょうか。弊社は製品サンプルが多いので、置き場所には困ります。今日も新たにロッカーを1つ契約したところです。
そうです。日本を代表するスキンケアブランドを目指していますが、それと平行して、海外展開も視野に入れています。これからは国外の出張も増えていくでしょう。それを考えると、サーブコープで良かったなと思います。
サーブコープは世界150拠点にオフィスがあるので、いちいちワークスペースを探す必要がありません。どこに行っても馴染みの環境で仕事ができるのは、かなり大きなメリットです。
ありがとうございました。
(世界150以上に拠点を持つサーブコープの拠点一覧)
"好きなタイミングで好きな席に移動して、気分転換をしながら仕事ができる環境は本当に自由で、仕事の効率や生産性にもつながっています。”
拠点のあるYANMAR TOKYOは東京駅八重洲口から徒歩1分の場所に位置しています。駅と地下直結、天候に左右されることなく、JR・地下鉄・成田エクスプレス・新幹線など14路線にアクセス可能です。
サーブコープでは、ビジネスに合わせて「レンタルオフィス」「コワーキングスペース」「バーチャルオフィス」「貸会議室」の4つのサービスを提供しています。これらのオフィスサービスを「YANMAR TOKYO」拠点では同エリアの他のオフィスと比べてお得な価格で利用できます。
他にも東京、大阪、名古屋、福岡、横浜の一等地全30拠点、全世界に150以上の拠点を展開しています。サーブコープのサービスご利用に興味のある方は、お気軽にこちらからお問い合わせください。