“スピード感を持って事業を進めることが重要なスタートアップにおいて、本業に集中できるオフィス環境には大きな価値があります。”
ご利用サービス:レンタルオフィス
スタートアップ企業が事業を成長させていくためには、資金調達、人材確保だけでなく、顧客開拓も欠かせません。地方展開を行う際は、地域ユーザーの特性やニーズを理解したり、地元企業とビジネスの関係性を作るために、地方都市にサテライトオフィスを開設する企業は少なくありません。
今回は、九州支社としてサーブコープの福岡天神フコク生命ビル拠点のレンタルオフィスをご利用いただいている、freee(フリー)株式会社 九州支社長の田口 創様に、地方拠点の活用方法について伺いました(以後、社名はfreeeと表記)。
“スピード感を持って事業を進めることが重要なスタートアップにおいて、本業に集中できるオフィス環境には大きな価値があります。”
私たちfreeeは、東京都品川区に本社を構え、会計支援の『クラウド会計ソフト freee』といったバックオフィスを効率化するクラウド会計ソフトを中心に展開しています。このソフトは、銀行やカードのWeb口座と連携しており、決算書作成や確定申告を簡単に行うことができます。個人事業主やスタートアップ、中小企業を中心にご利用いただき、クラウド会計ソフトでシェア No.1となっています。他にも、『会社設立 freee』や『開業 freee』など、スタートアップの会社設立や開業を支援するサービスを展開しています。
地方展開のために、2016年にスタートアップが盛んな福岡に、九州支社を開設しました。
ビジネスにおけるポテンシャルが高いためです。福岡市は2012年に「スタートアップ都市宣言」を打ち出し、2014年には国家戦略特区に指定されて、首都圏からの企業誘致が進んでいます。会社設立や、創業向けのイベントが多く、スタートアップに勢いのある福岡は、freeeのサービスと非常に相性が良いのです。
なかでも天神エリアは、新しい会計事務所や企業も多く、freeeとより親和性が高いエリアと判断し、天神にあるサーブコープ拠点を九州支社に選びました。
支社の責任者、メンバーの育成・指導、他チームとの連携などがありますが、メインのミッションとしては福岡、並びに九州、中国地方の会計事務所の担当責任を持っています。
また、私のチームは、会計事務所向けにパートナーシップを組むために置かれたもので、地元九州の会計事務所と日々折衝を行っています。現在は、私も含めて3名で業務を行なっていますが、12月に入ってくるメンバーもいるので、今後は4人になる予定です。
朝は8時半頃にメンバーが出社して、ドリンクサービスのコーヒーなどを飲みながらデスク業務に当たります。1日に2、3か所は営業先を回るので、メンバー全員がオフィスを留守にすることも多く、その間はサーブコープのスタッフに受付対応をお願いしています。その他、郵便物の受け取り、部屋の掃除、ドリンクのサービスなど、基本的なオフィスサービスを利用しています。
"経営状況が変わりやすいスタートアップだからこそ、レンタルオフィスを選択”
私たちの事業は、2012年に開業したスタートアップで、現在も事業計画を3か月単位で見直しています。短いスパンで事業状況を見極めるため、1年や2年の法人契約を結ぶことは難しく、経営状況に合わせて柔軟に対応できるレンタルオフィスは、スタートアップの私たちに適した契約形態でした。
大きくわけて2つの利点があります。
まずは、「オフィスを持つのに手間がかからない」点です。地方展開の際は、1人でスタートすることが大半にも関わらず、オフィスの開設や環境整備は非常に手間がかかります。サーブコープでは、水道光熱費も一括で管理してくれ、自分たちが関与する必要がありません。また、インターネット回線の手続きも非常に楽でした。身一つで、入居即日から仕事が始められます。
さらに、「オフィスにまつわる、手間のかかる業務」をサポートしてもらえます。電話、来客、掃除、ゴミの回収、郵便配達の受け取りなどの業務が重なる場合は、誰か人を置かないと手が回りません。九州支社ではそのような業務にfreeeの人員を割かず、サーブコープのスタッフに、オフィス事務用品の手配、掃除、電話対応、留守番のサポートをお願いしています。
スタートアップはもちろんですが、なかでもインターネット関係でしょうか。セキュリティーが担保されたネット環境が整っていて、入居した当日から仕事できるのはうれしいですね。
スピード感を持って事業を進めることが重要なスタートアップにおいて、本業に集中できるオフィス環境には大きな価値があります。そういう意味でも、私たちはサーブコープを選んで正解でした。少しお金をかけてでも良いサービスを得たいのであれば、サーブコープがおすすめです。
そうですね。つい最近の出来事ですが、今までのオフィスが手狭になったため、サーブコープの中で、もう少し広いオフィススペースへと移動しました。これからもどんどん人数が増える予定なので、スムーズに対応してもらえて助かりました。もし、年間契約の賃貸オフィスだった場合は、こういうわけにはいきません。
オフィスの引っ越しが1日で完了したり、利用したいオフィスサービスを変更できたり、私たちのビジネスの変化に合わせて柔軟に対応してもらえることも、私たちがサーブコープを使い続ける理由の一つです。
また、freeeとサーブコープには「スタートアップ企業を支援するサービス」という共通点があることから、協業関係へと発展しています。双方のサービス認知・利用者拡大を目指し、2017年9月から両社でサービス利用者限定の特典を提供しております。今後も、freeeとサーブコープの双方に利益を生むような、さまざまなコラボレーションを行う予定です。
(サーブコープコミュニティ利用者様限定の【Servcorp×freee特典】はこちら)
九州支社をもっと大きくしたいですね。現在は東京からも人員が来ますが、現地の採用をより加速させていきたいと思っています。最近では、沖縄銀行とも提携したので、沖縄方面にもどんどん出向くようにしたいですね。