“人員が増えて、大きなオフィスに引っ越したとしても、住所の更新をする手間が必要ない”
ご利用サービス:レンタルオフィス
今回お話をお伺いしたジャパン・プロパティ・セントラル株式会社様は、不動産コンサルティング会社として世界中のバイヤーを支援し、自社の不動産ブログで日本国内市場の最新動向などの配信もされています。 2014年の会社設立以来、サーブコープの青山パラシオタワー拠点をご利用いただいています。
この数年、日本の不動産市場は驚くほどの低金利によって世界中から注目を集めています。 近年、ビジネスを始めたり、家を探したり、マンションを借りたりなどの目的で、不動産を探しに日本に訪れる外国の人が着実に増えています。
ところが、言葉の壁や文化的な違いに直面したり、“なにをどこから始めればいいのかすら手探りで困り果てる”という状況になってしまいがちです。ジャパン・プロパティ・セントラル株式会社様は、コンサルタントを通じて“日本の売り手と世界中のバイヤーが直面するそのようなギャップを埋める”ことを専門としています。
“人員が増えて、大きなオフィスに引っ越したとしても、住所の更新をする手間が必要ない”
実は、私たちのビジネスはブログ配信から始まりました。私は2006年末に初来日し、それから約5年間、シェアハウスの賃貸専門の会社から不動産売却専門の会社など、いくつかの不動産会社で仕事をしていました。
その頃、働く中で得た知識や情報をシェアするブログを始めたんです。ブログはよくある質問や基本情報をシェアできるので、何度も同じ質問に答える必要がなくとても役立ちました。その当時はそういった情報があまりなかったので、多くの人からブログを通して連絡が来るようになり、新たなクライアントを得るようになりました。
私は東日本大震災の5日前に日本を離れていたのですが… 正直言って帰る気持ちになれませんでした。 それでも「何かできるかもしれない」と思い、そのウェブサイトはオーストラリアにいる間も続けていたんです。
次第にブログからの問い合わせが多くなり、「この問い合わせ数なら、東京で自分の会社を設立できるんじゃないか?」と。 それから、それを目標にしました。
大変でした(笑)
まずビジネスビザ取得の前に、不動産会社の設立とオフィスの用意をしなければなりませんでした。不動産業界で働いていた経験から、12ヶ月分の保証金の用意、きちんとした事業概要と黒字収支がない場合、商業スペースを借りるのはかなり困難だとわかっていました。その上“日本に居住していない外国人”というのは、それをさらに難しくしていたので、私は他の選択肢を模索していました。
そこで、レンタルオフィスを検討し始めて。 オーストラリアでは誰もが「サーブコープ」という名前を知っていると思います。ブリスベンとシドニーではかなり大きく展開していますから。そこで、サーブコープでオフィスを探してみようと思ったんです。
不動産業のライセンスを取得するためのオフィスの必須要件である「クライアントのプライバシーを守るため、ロック可能なドアとキャビネット、そして高い壁があるオフィス」という条件をサーブコープのオフィスは満たしていました。シェアオフィスなどではこの要件をクリアできません。
また、クレジットカードで支払うことができて、最低契約期間が短く、月ごとの更新ができるので、オフィスの契約はスムーズでした。
正直サーブコープにオフィスをオープンすることが、全体のプロセスの中で最も簡単な部分でしたね。(笑)
オフィスだけではなく “従業員の5人に1人が登録された専任の宅地建物取引士である必要”という必須要件があるので従業員を雇い、不動産取引資格を申請。不動産取引資格を受け取った後、ビジネスビザを申請することができました。
実際に不動産取引資格やビザを取得できるかどうかわからない状態の中、「もしダメでも、長期賃貸借契約に縛られていない」というのは、気持ち的に楽でしたね。(笑)
その年の9月にビザを取得して、最初の1、2年は苦戦しました。本格的にビジネスを始めた頃から不動産業界が盛り上がりを見せ始めていたので、 1つの不動産で複数の会社が競合することも。ただ、今は落ち着いており、ビジネスは好調です。
クライアントとは物件先で待ち合わせますから、オフィスでクライアントに会うことがほとんどなので、会議室を1年に1回使う程度です。なので、必要なときだけ借りられるこのスペースは理想的です。
なにより、3路線が通る表参道駅から直結なので、アクセスが抜群です。また、表参道に会社住所があるというのはプラスに働きます。多くの方々がこの近辺で住宅物件を探していますから。
はい、全ての電話を受付で取り次いでもらっています。受信時には私の会社名で応答し、それを私の携帯電話に転送してくれます。昔の同僚が私に電話した際に、あまりにも丁寧な対応に驚いていました。(笑)彼は本当に感銘を受けていました。
"人員が増えて、大きなオフィスに引っ越したとしても、住所の更新する手間も必要ない”
それはいいですね! 去年、ここ(青山パラシオタワー拠点)のキッチンが新しくなり、テーブルや椅子も増えました。新しくなってからは12時半頃にはすべての席が埋まっているほど人気で 、入居者の方とお話ししながらランチができて、みんなとても気に入っています。そういう、入居者同士が交流できる場ができるのはいいですね。
また、私たちはこの拠点内でも良い関係を築いてきました。 向かいのオフィスに小売/リース会社さんが入居していて、海外の小売業者の方々をご紹介いただいたり。時には入居者の方々とランチに行くこともあります。
そうですね。クライアント対応のほとんどを私ひとりで行っているので、もうひとり英語が堪能な方を増員できればと思っています。
オフィスに関しては、ちょうどいいサイズのオフィスを利用していると思うので、今は大きいオフィスへの移動は考えていません。キッチンや他のスペースが広々としているので、窮屈だと感じたこともないですしね。
ただ、増員などで手狭になったときに、書類や名刺などの住所を変更する手間がかからずに、広いオフィスに移動できるのはとてもいいですよね。