“自分は毎日を楽しく生きたいなと、割と小さい頃から自分で自分の人生を選択できる“自由な身”に憧れたのが起業のきっかけかもしれません。”
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サラリーマン人生を14年で終え、4年前にKATO MUSIC & CREATIVE ENTERTAINMENT株式会社(以下、社名はKMEと表記)を起業した加藤夏裕(かとう・なつひろ)代表。現在は5つの事業を展開し、弱冠41歳でFIRE(Financial Independence, Retire Early:経済的自立、早期退職)を果たすという偉業も成し遂げた背景には、シェアオフィスの存在が欠かせなかったと言います。
今回は加藤様の起業のきっかけや成功の秘訣、賃貸オフィスではなくシェアオフィスを利用する理由などを詳しく伺いました。
“自分は毎日を楽しく生きたいなと、割と小さい頃から自分で自分の人生を選択できる“自由な身”に憧れたのが起業のきっかけかもしれません。”
KMEは音楽やアートを中心としたエンターテインメント領域に強みを持ち、プロデュース・広報PRやイベントの企画・運営など、全部で5事業を展開しているブランドマーケティングカンパニーです。
最近は東京・竹芝エリアの再開発計画の一環で開催されている「TAKESHIBA PORT MUSIC FESTIVAL」を立ち上げ、運営しています。
確かに社員はいませんが、5つのうち、一人で動かせる事業はひとつもありません。つまり、案件ごとにメンバーをその都度アサインして、各プロジェクトを運営しています。今まで携わってくれたメンバーは総勢数百名ほどでしょうか。私が20~30代の時に築いた人脈が活きています。
KMEはメンバーとの信頼関係で成り立っている会社で、優秀な人材ネットワークが企業の財産ですね。プロジェクトをゼロから企画して仕組みを作り、最後までやり遂げるまでのマネジメント業が私の主な仕事です。
"私の祖母と母親は音楽教師で、いつでも家の中には音楽が流れていたんです。そういう家庭で育ったので、私はずっとクラシック音楽とあの優雅な世界観が好きだったんですね。それで、思いついたのが「朝♪クラ」でした。”
私の父は新卒から定年まで同じ企業に勤務したサラリーマンで、平日は朝から深夜まで忙しく働いていました。週末は家族サービスでいろいろな場所に連れて行ってくれて、本当に申し分のない家庭環境で育ったんです。
でも、自分も将来同じような生活になるのかなと考えた時、正直嫌だなって思ってしまったんです。毎日、本当に大変そうだったので。自分は毎日を楽しく生きたいなと、割と小さい頃から自分で自分の人生を選択できる“自由な身”に憧れたのが起業のきっかけかもしれません。
大学卒業後は、大手の出版社に就職しました。終身雇用ではなく独立を目指す人が多く働く環境の中で、広告やマーケティングのキャリアを積みました。漠然と35歳までには独立しようと決めていたので、30代に突入しようとする頃に2社目の広告代理店に転職し、32歳でいよいよ起業が目前になった時には3社目に転職しました。
主にセールスプロモーションの領域で販促物の制作などを手掛ける会社でしたが、それまでの経験をいかして自分で広告代理業を手掛けたり、社内起業をやったりしました。
面接時に「5年以内に独立します」って宣言したんですよ。普通はそんな人間を雇わないと思うんですけど、理解のある社長のおかげで割と好きなように働かせてくれました。
"起業時の偶然的なご縁でシェアオフィスに入居しましたが、どう計算しても、固定費の削減にはシェアオフィスが最適だと思っています。”
会社に入って3年目で新しい事業を立ち上げたんですけど、当時、盛り上がりを見せ始めていたインスタグラムを中心としたインフルエンサーマーケティングサービスですね。でも、残念ながらこの事業はうまくいきませんでした。
社内起業は自己資金を投じる必要がないので低リスクが魅力ですが、自分の思惑通りに進められない難しさがありました。インフルエンサーマーケティングやSNSの影響力を理解できているのが当時社内では私だけだったんです。結果的に会社に貢献する事業には結びつきませんでしたね。
3社目に在籍していた頃に、副業として「朝♪クラ」という朝活イベントを立ち上げました。ちょうど、仕事に行く前の朝の時間を有効活用する“朝活ブーム”が起きていた頃でした。
私の祖母と母親は音楽教師で、いつでも家の中には音楽が流れていたんです。そういう家庭で育ったので、私はずっとクラシック音楽とあの優雅な世界観が好きだったんですね。それで、思いついたのが「朝♪クラ」でした。
大成功でした。クラシックの生演奏を聴きながらカフェでモーニングを食べたり参加者同士で交流したりするというイベントに早朝7時に150人が行列を作ったんです。
自分のアウトプットが思うようにできた初めての経験で、しかも自己満足に終わらず成功したので手応えは大きかったですね。メディアにも多く取り上げられ、大手の音楽メーカーともつながりができて、これを機に退職し、起業しました。
"先日もドバイ拠点を利用しましたが、素晴らしい体験でした。普段使用している拠点と同じような内装で雰囲気も同じ、マイホーム的に落ち着きました。言葉遣いから挨拶まで、とにかく対応が大変丁寧で感動しましたよ。”
起業した会社の8割が3年以内に廃業するというデータがあります。4期目の若造が何を言ってるのかとお叱りを受けるかもしれませんが、起業は続けられてなんぼだと思っています。
そのためには、固定費の削減は絶対です。私が社員を抱えないのもそれが一番の理由ですが、この結論に至ったのには過去の失敗があるんです。
私はゲーム好きで過去に「人狼」のボードゲームを作って、販売した経験があります。1,000個のうち売れたのはコアなファンが買ってくれた100個のみ。残り900個は在庫として残ってしまったんです。
在庫を保管するのにも固定費がかかりますよね。とにかくランニングコストは最小限に抑える。その大切さを痛感して、起業後に徹底したのが固定費の圧縮でした。
そうです。賃貸オフィスは敷金や礼金の他に、賃料の半年分くらいを保証金として支払う必要がありますよね。他にもオフィス家具などのインフラを揃えなければいけません。
とは言っても、当時は賃貸オフィスとシェアオフィスのコストをちゃんと比較したわけじゃないんです。起業時の偶然的なご縁でシェアオフィスに入居しましたが、どう計算しても、固定費の削減にはシェアオフィスが最適だと思っています。
"今はすべてサーブコープの秘書が電話の一次応対をしてくれています。会社の運営はサーブコープがないと成り立たないくらいですよ。”
サーブコープは海外にも拠点がある点が、他社との圧倒的な違いですね。国内30拠点、海外150以上という規模は大きいです。
先日もドバイ拠点を利用しましたが、素晴らしい体験でした。普段使用している拠点と同じような内装で雰囲気も同じ、マイホーム的に落ち着きました。言葉遣いから挨拶まで、とにかく対応が大変丁寧で感動しましたよ。
そうですね。ワーケーションにはうってつけだと思います。あとは拠点のあるエリアですね。日本国内の場合は、ここ汐留や丸の内のようにビジネス的に有利な場所にありますし、海外の場合もサーブコープがあるのは都市の中心部ばかりです。
私はリゾートへ行って仕事をしたいわけではないので、サーブコープの拠点がエリア的に本当にぴったりなんです。次はマレーシア拠点に行く計画を立てています。
サーブコープと契約する前に競合他社のシェアオフィスも見ましたが、住所は銀座なのにチェーン店のカフェのような芳しくない内装のオフィスもありました。
また、顧客やクライアントとミーティングをする機会も多いので、オフィスの内装はもちろん、接客の質は大切に感じています。サーブコープの秘書の皆さんは対応が丁寧です。たとえば、相手を入り口で立って待たせるなんてあり得ません。お茶を出してロビーに案内してくれる対応には大変助かっています。
起業を応援!売り上げにもつながるサーブコープの「バイリンガル秘書サービス」とは?
支払いの振り込み作業を一括でお願いしたり、電話応対のサービスを使ったりしています。以前は自分ですべての電話を受けていましたが、ビジネスにつながらない営業の問い合わせもあるので面倒になり、知らない番号からの連絡は受けないようにしていたんです。今思うと、取りこぼしたビジネスチャンスもあったと思いますね。
今はすべてサーブコープの秘書が電話の一次応対をしてくれています。会社の運営はサーブコープがないと成り立たないくらいですよ。質の高い充実したサービスを月数万円で利用できるので、強くおすすめできますね。
"せっかく起業したのに、サラリーマンに戻ることになったら不本意だと思いますし、そのためにも起業時は特にシェアオフィスの利用がおすすめです。登記もできるし、短期契約も可能でリスクを抑えられますから。”
過去に大先輩の起業家に言われたことになりますが、「まずはやってみればいい」ということです。いきなり成功を掴もうとするとなかなか一歩が踏み出せないので、失敗してもいいからまずはやってみる。失敗は後々の成功につながります。
その時にいきなりオーバースペックで始めてしまうと、失敗によって大きな借金を背負うリスクがあります。つまり、見栄を張って固定費が何十万もかかる賃貸オフィスを契約するのは絶対に避けた方がいい。一人ひとりに言って回りたいくらいです。安定経営には固定費の削減が大切で、僕もそこを抑えてなかったら事業は続けられなかったと思います。
せっかく起業したのに、サラリーマンに戻ることになったら不本意だと思いますし、そのためにも起業時は特にシェアオフィスの利用がおすすめです。登記もできるし、短期契約も可能でリスクを抑えられますから。
汐留拠点は温かいスタッフの皆様に囲まれながらまるで自分の第二の家のような環境で仕事ができるので、大変心地良く利用させていただいています。また、浜松町駅や大門駅からすぐというロケーションも抜群で、ビジネス拠点としては申し分ないと感じております。