オフィス管理や雑務に時間をとられず、本来の仕事にだけ集中して取り組める環境

展開されている事業内容についてお聞かせください。

Mozillaは “研究者、思想家、エンジニアが共に活動するグローバルコミュニティ”であり、よりオープンで快適なインターネット環境の構築を行う非営利の公益法人です。オープンソースソフトウエアの開発などを行っていて、Webブラウザ「Firefox」をはじめ世界中の皆さんにご利用いただいています。

ここでは、Firefox用にアニメーションやグラフィックスとして機能する部分を構築しています。たとえば、FirefoxのWebブラウザの中核となるものや、日本語入力などの日本人向け機能などです。

はじめてサーブコープを知ったのはいつですか？

実は以前のオフィスは六本木にあり、トライセブンの近くだったんです。その当時、エンジニアリング作業のための専用スペースを探していて、「完成したらトライセブンに移るべきだね！」と冗談をチームで言っていました。実際、同僚のひとりがビル完成直後に、オープンしたてのトライセブンロッポンギ拠点に問い合わせをしたのがファーストコンタクトです。

最終的には、現在のチームと来客の方にとっての利便性を考え、大手町サンケイビル拠点に決めました。サーブコープに入居を決めるまでは、レンタルオフィスの利用は選択肢になかったですね。

以前の事務所について教えてください。どのような問題がありましたか？

私たちは約3年半六本木に拠点を置いていました。3階建ての建物で、私たちは1階と3階の一部を借りていました。そこはとてもオープンなスペースで、ゲストを招待したり、イベントを開催するには最適でしたが、エンジニアリング作業に集中するのには向いていませんでした。常に人の出入りがあり、周囲の音も気になりました。特にエンジニアリング作業では、長期間集中する必要があります。

では、問題解決のために“ドアを閉めて静かに仕事をする密閉空間”というのが、サーブコープを選んだ第一条件だったのでしょうか？

もちろんそれは必須条件でしたが、それよりも重要だったのは、契約やリースに関する事項。正直、私たちは“外国の企業と契約を結べる事務所を見つける”ということ自体に苦労していました。そこで私たちは、メンテナンスやユーティリティの支払いなど、すべての雑務とオフィス管理を任せるローカルマネージャー雇用や日本の業務代行会社への委託なども、当初検討していました。

サーブコープは特別な手続きをせずに、外国の企業にも直接請求することができます。これは、請求や支払いなど面倒な手続きが必要な場合が多い外国企業にとって、手間と時間が省けてとても助かります。

またサーブコープが私たちにとって非常に魅力的だった点は、すべてのオフィス管理業務が不要なことです。つまり、エンジニアリングだけに集中できるのです。

このフロアにある大きなオフィスと、もう一部屋を自社会議室としてご契約されていますが、 どのくらいの頻度で使用していますか？

まったく使わない日もあれば、一日中使用する日もあります。私たちの業界では電話で話すよりも圧倒的にビデオ会議のほうが多いので、すぐに会議が始められるスペースが必要です。私たちは会議室を社内ミーティングにもよく利用しています。

その他、気に入っている点は？

立地が本当に良いです。栃木と大阪でリモートワークをしているエンジニアが2名います。彼らがこのオフィスに来る際、東京駅の近くは便利です。また、さまざまなプロジェクトのために外国からの来客も多いため、空港からのアクセスの良さも魅力。彼らの滞在中、何度もこのオフィスに足を運ぶ方々もいるので、この利便性の良さには満足しています。

電話応対や秘書業務などサーブコープがご提供しているサービスをご利用ですか？

オフィスサプライ品の注文、レストランの予約、顧客やゲストの対応などをお願いしています。あとは、プラントサービスも利用しています。私たちは植物も借りているんですよ （笑）もちろんコーヒーサービスも。

サーブコープはすべてがとてもプロフェッショナル。秘書や受付の方々はいつも丁寧で親切です。誕生日には手作りのカードを用意して祝ってくれたり、数日の出張から帰ってきた時などもさりげなく声をかけてくれます。また、私たちは外国からの来客が多いので、バイリンガルで対応してもらえるのは大変助かっています。